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あの女子校には男の娘がいる  作者: あんこ
第二章〜皆男の娘に恋をする?〜
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心配ねぇだろ

風邪じゃなくてインフルでしたw

皆さんも予防しっかりしてくださいね

杏さん達と救護室に向かってる途中

大量の兵士達が行く手を塞ぐ

まともに動けるのは杏さんだけ

しかし杏さんは片手で斧を振り回し

兵士達を薙ぎ払っていく

す、すごい、流石□の紋章を持つだけある

そして団体に対して力を発揮にしにくい

狙撃兵の坂本さんにとっての最強すぎる相方だ

しばらく斧で薙ぎ払いながら進んでいくと

何故か道が開き始め、その真ん中に司令官らしき女の人がいた


「流石□の紋章を持った兵士。流石だわ」


「あなたがこの戦争の司令官ですね?貴方方の戦力は撫子さんによって既に半減されてます。撤退するなら今のうちですよ」


「誰が発言を許可した?お前らはここで死ぬ運命なんだよ」


司令官はそういうと両端にいた先程のムキムキ男に引けを取らない巨体が二人構える

杏さんは無表情でその二人を見るなり

俺たちを地面にゆっくり下ろした


「む、無茶だ杏さん、動けるとはいえ先程の戦いでダメージは食らってるはずなのに」


「大丈夫です椿さん。ちょっと行ってきます」


杏さんは笑顔を見せてから進んでいく

片方の大男はすぐに杏さんに突進していくが

杏さんはいとも簡単に大男を薙ぎ払う


「拍子抜けですね、これなら先程の男の方が強かったです」


杏さんはそう呟きながらどんどん色々な兵士を薙ぎ払っていく

司令官は危機感を感じたのか後ずさっていく

もう一人の大男も突進していくがすぐに薙ぎ払われる


「くっ、小賢しい奴め・・・・だが先導は済んだから良しとするか」


「何か策でもあるんですか?」


杏さんは完全に尻餅をついてる司令官に近づく

しかし、足元が揺れ始め杏さんが立ってる地面が崩れ落ちる

ま、まさか落とし穴!?


「どん底に落ちろ!バーカ!」


「杏さん!大丈夫ですか!?」


「なんとか大丈夫ですー!」


俺が問いかけると落とし穴の方から声が聞こえる

良かった・・・・生きてはいるみたいだ

卑怯ではあるがこれも立派な戦術だ

司令官はケラケラと笑ったがすぐに無表情になり

大男二人をその穴に入れてしまう


「これでしばらくは動けまい!残念だったな!」


ケラケラと高笑いする司令官を見ていると

皀さんが未だ動けない3人を抱えて立ち上がる


「ここは危険です、とりあえず逃げよう」


「何言ってるんだ皀さん!杏さんは!?」


「今の私達じゃ逆に足手まといだよ」


「そう簡単に逃がすと思うか?先程の女のように全員潰してやる」


司令官はそう言って俺たちの周りに兵士たちを配置させる

皀さんはいくら動けるとはいえ俺たちと同じくらいダメージを食らってるはずだ

この人数を相手にするにはちょっと厳しいぞ


「杏なら心配ねぇだろ。あいつはタフいからな」


兵士達がジリジリと間を詰め始めた時

まるで今までそこにいたと思うほど近くから声が聞こえた

俺は振り向くと後ろ頭をポリポリ書いている小原先輩がいた

一体兵士達が囲んで隙間のないこの場所にどうやって来たのだろうか


「ぴゃあ!小原先輩いつの間に!」


「あ?あー悪りぃ。驚かせちまったな皀。莇〜こいつら持ってけ」


「承知致しました小原先輩♪カンナ捕まってー♪」


突如空中から背中にワイヤーでも付いてんのかってほど

アクロバティックな動きで莇さんも到着

そしてすぐに俺たちを担いで空中へとジャンプする

もし俺が今ダメージを受けてなかったら悲鳴あげてただろう

莇さんの背中にワイヤーのような糸が繋がっており

そのまま空中移動をし始める(本当にワイヤー付いてたのかよ)


「くっ!逃がすものか!」


「おおっとここは通さねぇぜ?せっかく司令官同士なんだ、どっちが強いか試そうぜ!」

ちゃっかり撫子一人だけで相手の戦力半減してることに誰一人反応しないw

普通に言ってるけどすごいことだからねw

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