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あの女子校には男の娘がいる  作者: あんこ
第二章〜皆男の娘に恋をする?〜
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叶えられない

杏さんと清水先輩二人で一話です

小原先輩と別れてから今福先輩に呼ばれ

今福先輩がいる寮の部屋まで来ている

この部屋は清水先輩と二人部屋らしく

小原先輩は道明寺先輩とらしい(すごくかわいそうとは言えない)

俺が入ると凄く歓迎され、冷やしそーめんを出してくれた

そういえば腹はぺこぺこだった。ありがたく頂く


「突然呼んでしまい申し訳ありません。本当は明日なんですがやはり隠すわけにもいかないので早めに教えることにします」


「隠す?何か隠してるんですか?そういえば小原先輩が私とは付き合えないって・・・・」


俺がいうと今福先輩は一つの書物を取り出し

何ページかめくっていく

その表紙には蓮 秀英という作者名が書かれていた

そう、俺の父の名前だ。また父上の書物が見つかったのか


「戦争で生き残った人4名は選ばれしもの。○、×、△、□が火傷の跡に刻まれているだろう、そしてその人の手助けをする四人の兵士が同じマークをつけてその人の前に現れるだろう。学園長が言っていた伝説の書物が最近見つかったんです」


「確か今福先輩は□の紋章つけてて坂本さんが火傷の跡に□を付けている。白碧が○の紋章つけてて宮沢さんが火傷の跡に○を付けている。そして俺が火傷の跡に×をつけてて紋章つけてる人は誰か分からない。△はどっちも見つかってませんよね」


「火傷に△つけてる人は敵の可能性と思ってるわ。そしてその紋章つけているのは実は蘭ちゃんなのよね」


「え、そうだったんですか?でもそれがなんの関係を?」


「我達、紋章を持ってる人達は仕事を果たすまで恋愛事情は完全に禁止されてるんです。破ったらその紋章が焼け死に至るとまで言われています」


「そ。そんなことが・・・・なるほど、だから付き合えないと・・・・」


「なので我と蘭さんは離脱させて頂きます」


「・・・・分かりました」


俺がそう返答すると気が済んだのか

からの皿を台所に持っていこうとする

すると清水先輩が強引に杏さんを引っ張って

俺と杏さんの距離がミリメートル単位になる


「ちょ!何してるんですか守さん!」


「そのままだと諦めきれないだろうから。ハグしちゃえ」


清水先輩は杏さん丸ごと俺に抱きついてきて

俺はサンドイッチ状態

前からも後ろからも控えめであるが十分に主張できる果実が襲いかかってくる

流石に俺は顔を真っ赤にさせてしまう


「だ、ダメですよ守さん。我は諦めないと!」


「んんーー!(そう言いながら杏さんも抱きついてるのは何故!?)」


「その紋章は戦争が終われば自然消滅するんでしょ?だったら諦める必要ないよ」


「んんんんーー!!!(何故そこで余計なことを!?)」


「あれ?椿さん?もしかして息できてないのでは?」


「このまま窒息死させよっか。ぎゅ〜」


「んんんんーー!!!」

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