さようなら、お父様
茉莉達編の前に出さないといけない話あったので今回はそれです
ある場所でリンゴを丸かじりしている男性がいた
りんごの種をぺっと吐き出すと薄ら笑いをする
「よう、久しぶりだな」
「五年ぶりですね。まさかこのような形で会えるとは、思ってもいませんでした」
久しぶりと言った男性は鼻で笑うと
近くの松明に火をつける
辺りが明るくなり、その男性が秀英であることが分かった
もう一人はなんと蓮椿である
「五年も放置しやがって、なんのつもりだ?まさかその姿・・・・人外に手を貸してるというのか?」
「お父様ならご存知かと思いましたが、その様子だと本当に知らないようですね」
「・・・・なーんてな、お前が『あいつ』に敗れ、ゾーン『力』の闇に溺れたことぐらい、見れば分かる」
「なら、私がここに来た理由くらい、貴方なら分かるんじゃないですか?」
「・・・・お前がこの俺を・・・・父を超えられるとでも?」
「とっくに超えてますよ」
そういう会話をすると
椿はゾーン『力』を、秀英はゾーン『仲間』を解放する
椿は小手調べに拳を交えようとするが
椿の拳は通り抜けてしまい、秀英の拳が椿の腹に当たり後ろに後ずさる
「そういえば貴方も魂魄族でしたね・・・魔法しか倒す術はないということか」
「その通り、それがわかったところで体術が得意なお前が魔術で俺を倒せるとでも?」
「倒せるとも・・・私と貴方とでは戦力差があり過ぎる」
椿は手から出した漆黒魔法を足に乗っけると
三回ほどリフティングして魔力を更に上げそのままボレーキック
秀英は拳に聖神魔法を宿しその魔法をぶん殴る
しかし、力に圧倒されそのまま壁まで吹き飛ばされる
「くそったれが!!!目を覚ましやがれ椿!!!聖神 ラグナロク!」
片手に出した聖神魔法を発動し
伸ばした右腕を左手で支えながら大量の魔力を注ぐ
椿はその魔法を片手で受け止めるが
ジリジリと後ろに引き下がっていく
「残念・・・・私は貴方をも超え・・・・神となる・・・・邪魔はさせない!!」
椿はそのまま片手から漆黒魔法で聖神魔法を覆い
聖神魔法を押し返し秀英に魔法を当てた
秀英は防御するが圧倒的な力に吹き飛ばされていく
「椿ぃぃぃぃーーーーーーー!!!!!」
「さようなら、お父様」
秀英対椿編でしたが
椿は五年経った今も秀英とは比にならない強さを持っていた!?
秀英は消されてしまったのか?そして慎太郎はまさかこのことを予測して?
謎めく事態が次々に起こり、魂魄族編は大盛り上がりですw




