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あの女子校には男の娘がいる  作者: あんこ
第二部前半『あの英雄は人外である』
281/400

仕事の一環だ

少しグロテスクなシーンがあります


そういえば前回で言ってませんでしたが、白碧の称号みたいなの初公開でした

撫子で言う大番狂わせの撫子、を白碧は純白の聖戦士って、めっちゃ白いなって思いますw

爆風が巻き起こる中

作業着姿の金髪の女性がタバコをふかしながら歩いていた

空から襲ってくる人外は途中で苦しみだし

女性に辿り着く前に首がもぎ取れる

彼女の周りだけ恐ろしく赤い海になっていた


女性は吸ったタバコの煙を吐き

前から突進してくる人外の目にタバコを投げ命中させ落とすと

また新しくタバコに火をつけ吸い始める


「ったく、やってらんねぇよ・・・」


腕についた『現場管理人』と書かれたバンドを付け直し

目の前の人外と対峙する


「フフフ、よく足掻くな人間、そんなことをしたところで何も変わらんぞ」


「最近よく天翼族を見かけると思っていたが、偵察隊だったんだな」


「今頃わかったところで、お前達はここで終わりだ」


「お前、見ててわかんなかったのか?俺に勝てるとでも?」


「人間ふぜいに負けるほど天翼族は落ちぶれてなどいない!」


人外は手に魔力を宿し、短剣のような形にすると

空間を切り刻み、魔法が降ってくる

女性は上着のポケットに手を入れたまま動かない

すると魔法は風も吹いていないのに起動が逸れていく


「さっきも不愉快だったが何故お前は何もしていないのにそのようなことが起きる・・・・」


「俺はなるべく手を汚したくないんだ、なるべく早く終わらせるぞ」


女性は胸ポケットから小さめな拳銃を出すと

一発だけ撃ってから歩きだし、人外を通り過ぎる


「一発外しただけでもう恐れをなしたか!いいだろう楽に殺してやる!」


人外はそう言って魔力剣を持ち突撃する

すると何処からともなく銃弾が降ってきて人外の胸部を貫く

人外は勢い余って落ちながら転がり、女性の前に倒れる

女性は吸っていたタバコを男の背中に落とし、タバコの上から踏みつける

人外は断末魔の叫びを上げる


「これも仕事の一環だ、これに懲りたらもうやめるんだな」


「き、貴様・・・一体・・・!?」


「戦術の明鏡止水・・・小原蘭。覚えとくんだな」


蘭と名乗った女性はそう言ってとどめを刺さず

拳銃をポケットに入れ歩き出す

人外は血反吐を吐きながらゆっくりと立ち上がり

片手に魔法を発動し放とうとする


「まさか敵を見逃すとは・・・・これだから人間はあまいのだ!くたばれぇぇぇぇ!」


人外が魔法を発動する前に宙に浮き始める

人外は何が起きたのか分からず慌てふためきながらジタバタと暴れる

蘭は振り向きもせず、またタバコに火をつける

その合図と共に人外は糸のようなものに締め付けられ

まるで爆発したかのように一気に血しぶきをあげた


「たとえ元人間だろうが俺は容赦はしない」


そう言って耳につけた通信機を発動する


「こちら蘭、そっちはどうだ?」


『あ、らんらーん!私だよ私!今はっちゃんと合流したからルックラルクに向かうねー!』

『こらお前!勝手に俺の通信機取るな!!』


「なんだ?オレオレ詐欺なら間に合ってるんだが・・・・ってその声は撫子か。了解だ、俺もそこに向かう」


どこか安心したような微笑みを浮かべながら通信を切る

その彼女の体に、一切の返り血はおろか、汚れを一切ついていなかった

そしてそばにあった彼女の現場は、一切崩れていなかった

これ人によってはクソかっこいい!といやグロすぎ!で別れる気がしますw

作業着で戦ってることから仕事中だったのが分かりますね、そして撫子と通信するときに表情が和らぐのもなんかエモいです


次回は・・・・新キャラ!!!!(まさかのネタバレ)

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