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あの女子校には男の娘がいる  作者: あんこ
第二部前半『あの英雄は人外である』
274/400

舐めるんじゃないよ

今日から一日一話投稿になります!

撫子がイオリと戦ってる間

楓は剣を持っていた男と戦っていた

男の剣術に楓は足で弾き隙をつけば蹴りを入れるが

鎧にダメージが吸収され上手く攻撃が通り難かった


「失笑。お前の蹴り技では俺の剣術の前には無力」


「武器に頼ってる戦い方じゃ足元を救われるぞ?」


(ここから楓のナレーションです)

私は少し助走してから渾身の蹴りをするが

紫色の霧が現れたと共に相手は姿を消す

すると後ろから剣が通り過ぎ、頬から血がツーッと流れる


「失笑。幻覚という力を持った私の前では、貴様は私の姿を捉えることは出来まい」


一瞬寒気がして回し蹴りするが、また霧になり避けられ

男は至る所から現れては私の攻撃で消えてしまう

ちっ、これじゃキリがないな


「失笑。貴様なら少しやれると思ったが、今ここで死ね」


男が剣を振り上げ早技の剣技を切り刻む

しかし私はすぐに足の裏で全て防いだ

金属と金属が弾き合う音が聞こえ

男はよろけながら後ろに三歩後ずさる


「疑問。なんだ?貴様の靴は・・・まるでダイヤのように硬い」


「当たり前だ。これは『あいつ』と作ったダイヤの靴なんだからな。それとお前、私には勝てねぇよ」


「疑問。何故だ」


「私、剣術は見慣れてるんだよ。お前の剣術なんか、あの天才に比べりゃ止まって見えるな」


私の挑発に明らかに怒りの表情になった男は

目にも止まらぬ早業を繰り出すが

私の頭の上から振り下ろされる剣に

私は左手の人差し指と中指でつまんで止め

渾身の膝蹴りを腹にかまし、鎧がボロボロと崩れていく


「がはっ!き、貴様!」


「ようやく普通に喋ったな・・・だが残念だ。お前ならもう少しやれるかと思ったんだが」


「俺が負けるか!死ねぇ!!!」


「諦めろ。私に勝負を挑んだ時点でお前の負けだ!」


男の攻撃をジャンプで避け

前宙で勢いをつけかかと落としを首に思いっきりかまし

倒れたところを上からかかと落としをして

そして男は完全に気絶しまった


やれやれ、大したことなかったな

知沙は大丈夫か?




「オラオラ!ちょこまかと逃げるんじゃねえ!」


「いやーん♪助けてぇ〜♪」


屈強な男の攻撃は、笑顔でクルクルと回りながら避けている知沙に全く当たらない

男は少しずつイライラし、空から岩石を落としてくる

それも全て避け、最後の岩石を受け止めて投げ返す


「返却しま〜す♪」


「うぉ!お前どこからそんな力を!」


「困ったわね〜軽い気持ちでなっちゃんについてきたのに〜巻き込まれるのはごめんなんだけど♪」


敵の渾身のパンチを片手で受け止めるが

男はどんどん力で押し切ろうとする

しかし、男の足元の地面がめり込んでいくだけで

全く微動だにしなかった


「残念だけど、何でも屋に挑むことが間違いかな?」


「何でも屋だと?そんな夢のような奴がいてたまるか!」


「ごめんね♪私、なんでも出来ちゃうから♪」


知沙は扇をゆっくりと開き、顔の半分を覆い隠すと

右目だけちらりと見せ笑ったかのように目を細める

それだけで男は金縛りに遭ったかのようにびくともしなくなった


「な、なんだ!体が言うことをきかん!うぐわぁぁぁぁぁあ!!」


男は頭をかきむしり、自分で心臓部分を突き抜け自滅してしまうではないか

知沙は扇を閉じ、倒れた男の背中を踏みつけ閉じた扇で指す

そしていつもの笑顔とは違う、見下したような笑顔をする


「私がその気になれば、私の手を汚すこともなく自滅する。何でも屋を舐めるんじゃないよ・・・なーんてね♪」


知沙は冗談ぽくそう言って扇をポケットにしまうと

ここらよりも恐ろしい戦いを繰り広げている所を見る

あら、思った以上に押されてるようね・・・・なっちゃん・・・

いやこの二人強すぎるでしょうww


今日は新キャラ(知沙や楓を含む)人達の詳しい設定を加えたのでより良い感じになりそうです!

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