諸刃の技!全能力上げ!
今年も最後!ありがとうございました!
来年もよろしくお願いします!
そして!来年初投稿もまさかの四話連続投稿!!
そこでストックがほぼ無くなるので一話ずつ投稿になるかもです
「全能力上げ・・・・?なにそれ?」
「共感覚を捨て、打撃力、射撃力、俊敏力、戦術、魔力の全てを何倍にも上げる諸刃の技。おそろしく反動が強いので二倍でも1分しかもたない。八倍ともなると10秒も持たないでしょうね」
一昔前に使った時は、四倍でも10秒ほどしか持たず
八倍で魔法を使おうとしたら魔法に弾き出されて一瞬で解けてしまった
戦争が終わってから特訓はしてなかったけど
耐久は少しだけついたみたいだ
「あら?でもそれ私の薬を飲まないと出来なかった筈よね?」
ちーちゃんの言うとおり、昔はこの技を使うのに
ちーちゃんが作った潜在能力を強制的に引き出す薬を服用したら仕えた技で
私も奥の手と言ったが一か八かの賭けで
発動しなかった可能性も十分にあった
良かった、失敗したらただの中二病になるところだった
「これは手加減出来ないからね、覚悟しろ!」
私は自分でも分からないレベルの速さで
楓っぴの目の前まで来ると一瞬で腹に十発ほど殴り
右手に風式魔法を付着させて殴ると同時に発動
し突風とともに壁まで吹き飛ばされる
そして私は体から出てきていた血を両手につけ
最大魔力を発動させる
「形勢逆転!あんたの負けだ!風式 鎌鼬!」
私の身長以上の大きさの風が
私の手を中心に円状となって吹き出し
楓っぴがいた場所はさらに風による爆発が起きる
私は手に残っていた微かな微風をその辺に払い除ける
「やりすぎちゃった」
「楓部長〜〜!!大丈夫ですか!!?」
「あぁ、心配すんな・・・・」
瓦礫を退かして出てきた楓っぴは
軽く手をひらひらと降って「降参」と言った
私は一息ついて全能力上げを解くと一気に筋肉が悲鳴を上げる
声にならない悲鳴を上げながら倒れようとすると
いつのまにか来てくれたまりりんに抱き抱えられる
「ご、ごめんまりりん」
「お疲れ様でした、中々の健闘でしたよ」
しばらくして崩れてしまった部屋はちーちゃんに直してもらい
怪我の手当てをされた私達は会議室に入った
「約束は約束だ。煮るなり焼くなりどうにでもしろ」
「なんでもしてくれるって約束だっけ?どうしようかな〜」
私は考えたのち、やっぱりこれしかねぇな、と思って人差し指を立てる
「私達の仲間になって一緒に島に来てよ」
「・・・・・・・はぁ!!?!?」
恐ろしく強い全能力上げ!
というか魚人編は楓がいたら楽勝だったし
全能力上げ出れば簡単だっただろっていうあるあるを繰り広げましたw
そしてまさかの楓に仲間になるように頼む撫子!?
楓はどうする!?
今年ももう最後!良いお年を!




