好きで英雄を名乗ってないよ
一方その頃、撫子はカラスムギの心当たりがあると言われた場所に向かっていた
「鮫の姿の魚人に善人はいないの?」
向かう途中、気になっていた質問をムギちゃんに言うと
ムギちゃんは残念そうに首を横に振った
「昔は善人だったけどある日を境に魚人は大量に増えて罪のない人達を襲い始めたの。私達人魚にはあまり害はなかったんだけど」
ムギちゃんの説明に、私は首を傾げる
ある日を境に、まるで誰かが意図的に増やしたみたいだ
ちーちゃんの講座では黒幕もいると言っていたし
つばっきーが行方不明になったことも何か関係するのかな
ますますこの島について謎が深まったぞ・・・・
「着いたよ!本当はあまり来たくないんだけどね」
ついたところは鮫の姿をした魚人達が群がるサンゴの城のようなもの
ここにまりりんはいるのか・・・?
「人魚の姫がなんのようだ」
城に入る前に、一人の男が急に現れた
体の色は青色でエラのようなものが耳についている
なんの魚がモチーフなんだろうと言いたくなるが
私は魚に詳しくないので、どうでもいっか!(放棄)
「ここに人間は来ていませんか?」
「ギャハハハハ!人魚が人間をお助けごっことは、呆れたもんだ!お前らの言ってるのはあれだろう?」
魚人が指を刺したのは
白の頂上に両腕両足が壁に埋まって気絶しているまりりんがいた
私はそれを見た瞬間頭が真っ白になる
怒りで何も考えられない、けどこれだけはやらないと
「茉莉先輩!!!今すぐ助ける!!!」
私はすぐに地面に手をつき
ありったけの風式魔法を展開して体ごと飛び始める
しかし水中の中でうまく起動が調整出来ず
色んなところに魔法を展開して移動するが
大量の魚人が邪魔をしてくる
私はなんとかそれを蹴散らしていくが
最初に出てきた魚人に頭を掴まれ地面まで押し戻されてしまう
「そう易々と助けられては困るな。俺と遊んでいけ」
「邪魔をするなぁぁぁぁぁぁ!!」
私はすぐに魚人の腕を掴み三回転してから投げ飛ばす
風式魔法を展開してすぐに追いつき
二回腹を殴って膝で顎を蹴り一回転して城の壁まで蹴り飛ばす
「撫子ちゃん!どうしちゃったのぉぉ!?」
「あれがあの子の本性。まだ『あのモード』にはなれてないけど、本能だけで戦ってる感じね」
「撫子ちゃんの・・・・本性・・・・」
「はっはっは!確かに貴様は強いが、所詮は昔の英雄だな!貴様の今の姿では到底俺には勝てない!なのに何故そこまでしてあいつを助けようとする!」
「好きで英雄を名乗ってないよ・・・・私は茉莉先輩をどんな時でも助けるって約束したんだ!人一人守れずに英雄を名乗れるか!」
最初から見てる人からすると、そんな遠回しな言い方しなくても分かるわって感じですよねw




