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あの女子校には男の娘がいる  作者: あんこ
一章〜あの女子校には男の娘がいる〜
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再会

京塚さん達が終わった後俺は坂本さんと道明寺先輩と外に出ていた

なんでも今日の夜飯調達をするらしい

俺達はジャングルのような森に行き

俺は魚を釣りに、坂本さんは射撃で熊を狩りに

道明寺先輩はそこらへんの果実を取っていった

俺はのんびりと魚を5匹くらい捕まえてると後ろから戦ってるような音が聞こえた

あれ?銃撃では無いから道明寺先輩だろうか?

おれは様子見に行くとそこには白碧が牛を抱えて足だけでライオンと戦っていた

あまりにも無謀すぎると思った俺は

前に買った棍棒を持ち参戦しようとする

しかし俺が着く頃には白碧の蹴りがライオンの頭に直撃し気絶してしまう

うわぁ・・・・やっぱりあいつ強い・・・・

ライオンも片手で持つとようやく俺の方に気づいてくれた


「何だてめぇか。あん時以来だな」


テスト以来、と言いたいのだろう

そういえばこいつには聞きたいことが山ほどある

それを感じ取ってくれたのか、ため息をつく


「あそこにベンチがある。話ならそこで聞いてやろう」


白碧の流されるがままに俺はベンチに座り

馬とライオンを適当に置いてから隣に座ってくれる


「お前、六道椿・・・・もとい蓮椿だな?」


「そうだね、元の苗字はそう読んでる。母の苗字だって父が言ってた」


「・・・・母のことについてはどう聞いてる?」


「母上は私が産まれる前に死んだって聞いたよ」


「・・・・母は生きている」


唐突に出た言葉は意外な言葉だった

何故この人が俺の母の生死を知ってるのか

白碧はベンチから立ち、俺に真正面を向く


「信じられねぇかもしれないが、俺は蓮椿と一緒に産まれた双子の妹だ」


「・・・・双子・・・・?って、え?妹?お前女なの!?」


「それは俺の台詞だ。お前本当に男なのか?」


「いや、だってお前一人称『俺』だし見た目ほぼ男じゃんか!」


「それはお前にも問おう、お前一人称『私』だし見た目ほぼ女じゃねぇか」


このままでは拉致があかないと思ったのか

白碧はズボンを下ろして下半身素っ裸になる

俺はつい見てしまったが・・・・女だと言うことは分かった

でも色々と辻褄が合わない気が・・・・


「俺は存在だけ知っていた兄を探すためにここに来た。兄ならきっと北雪にいるはずだと。しかし蓋を開けてみればロボットに情けをかけて女装して女子校にいるとは思わなかったがな」


「うぐ・・・・面目無い・・・・」


「しかも強さは中の下、俺の理想の兄は砕け散った」


「やめてください・・・・私のライフはもうゼロよ・・・・」


「でもまぁ俺より強い奴はいたから安心はしてる。ついでにお前と俺の目的を一致させようかな」


「目的?この学校で鍛える目的か?」


「そうだ。目的はこの戦争を引き起こした母を止めることだ」

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