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あの女子校には男の娘がいる  作者: あんこ
第二部前半『あの英雄は人外である』
252/400

新たな序章

急なことに皆さん驚いてるでしょうが、これが大人の都合というやつです

話数が多かったから区切りをつけようと区切ったのにこの作品の読者がまるでいなくなるという事件が起きました。


なので区切りもせず、この作品を更に続けていこうということになりました。本当に申し訳ありません


読んでいた方はもう一度読む形になっちゃいますが、よろしくお願いします



あらすじ

昔、地図が書き換えられる程の戦争が起きた。

たった一つの叡智(えいち)の欲しさに無造作に起きた。

その戦争は英雄達によって終わりを告げた

その5年後不穏な噂が各地で流れ、噂は道明寺撫子の耳にも届いた。

『あの天才科学者、蓮秀英が五年も前に死んでいた』という噂だ

その噂を確認するべく撫子は撫子自称相棒の御厨茉莉と探していると更に噂が流れ出した

『あの英雄、蓮椿が行方不明になった』と

「いらっしゃいませー!ルックラルクへようこそ〜!」


フード店、ルックラルク

ここは可もなし不可もなしのフード店だ

私、道明寺撫子はその店で正社員で働いているピッチピチ22歳!

高校の時からバイトしてたけどそのまま働いてるんだ〜


「出前行ってきまーす!」


「いってら〜気をつけてね菊ちゃん〜♪」


このフード店は客の家までバーガーを届けるサービスも行なっている

その出前担当、佐伯(さいき) 菊ちゃんは

何も持たないまま外へ出かけようとしていた


「ん?出前でしょ菊ちゃん?なんで何も持ってないの?」


「へ?あー忘れてました!ごめんなさい撫子さん!今度こそ行ってきます〜!」


パタパタと慌ただしく外に出た菊ちゃんを見送り

私は仕事に戻ろうとすると誰かにぶつかってしまい

「あ、すんません」と声をこぼすと、不機嫌そうな上司

新田 楓部長が立っていた

きょ、今日は一つも失敗してないはずだぞ〜?

何故(なにゆえ)不機嫌なのじゃ〜?


「ど、どしたの楓っぴ、そんなにしわ増やしたいの?」


私が無神経な言葉を送るとゲンコツが返ってくる

いつもより威力が弱いので、恐らく私で怒ってるわけじゃないみたい

でも殴ることないじゃん!パワハラだよパワハラ!


「7歳も年上な上司にニックネームかつタメ語なのがおかしいんじゃないの?」


「あれ、そだっけ?忘れちった♪」


「・・・・こいつを怒鳴りつけるのは後だ、これ佐伯に渡してこい」


楓っぴから渡されたのは佐伯と書かれたハンコと財布だ

あの子出前に行くのにこの二つ持って行かんでどうすんのさ

私は仕方なく二つを持ち出し外に出ると

「キャーーー!」という悲鳴が同時に聞こえた

この悲鳴は菊ちゃん?結構遠いじゃん

えー走るのー嫌だなー

仕方ないな〜私が人肌脱ぎますか


「撫子さーーん!助けてください〜〜!」


「ギギャーーー!」


菊ちゃんを襲ってたのは不良とかではなく

プテラノドンみたいな姿をした怪物二匹だった

ん〜〜〜〜?怪物なんて聞いてないぞ〜〜?

私はすぐに菊ちゃんの前に立ち

二匹の爪攻撃を掴んで止める


「なんだお前?俺たちの餌取るな」


「お、この怪物達喋るんだ〜面白〜い」


「な、撫子さん!冗談言ってる場合じゃないですよ!」


戦争が終わって五年、平和な時代が戻るかと思いきや

今はこうして人ではない『人外』が街を襲うのは珍しいことではない

今日が初めて知り合いが襲われたので後でカレンダーに記念日と書いておこう


怪物二匹は対極に空を飛び回り

私ではなく、あくまで菊ちゃんを襲おうとしている

んー、流石にこんな立ち回りをされると一人じゃめんどいな

と思ったと同時に、私の背中に菊ちゃんではない温もりを感じた


「どうやら襲われてるようですね、手伝いましょうか?」


「おー相棒〜!ナイスタイミング〜♪じゃあ背中は任せたよ!」


声だけで判断したが、何も返答がないところをみると

私の相棒拳友達の御厨(みくりや)茉莉(まり)(通称まりりん)で間違いないようだ


すぐに背中の温もりが無くなったのを感じ取ってから

菊ちゃんを襲おうとした怪物一匹の腹を思いっきり蹴る

少しだけめり込んだように感じたが


少し痛そうにしただけですぐに払い除けられる

あらら〜流石運動してないだけあって力落ちてるわ

こりゃ明日筋肉痛だな


ちらっとまりりんの方を見ると

怪物の攻撃にバリアのようなものを展開して動きを止め

衝撃波だけで怪物を気絶させていた

およ、あっち終わってんじゃん


「何してやがる女如きに!さっさと死ね!」


「おおっと〜まりりんには手を出しちゃダメだぞ〜♪」


怪物がターゲットを変えそうになったのを

両手から突風を撒かせて怪物はバランスを崩し地面に落ちるのを確認してから

両手を握りしめ腹を思いっきり殴る


怪物の「グエエエエ!」という奇妙の声が聞こえ

怪物は無理矢理口から光線を発射する

私はギリギリ避けたが髪が一ミリくらい焼けてしまった

ちょっと〜このヘアスタイル五分かかるんだからやめてよね〜


「お、お前ら何もんだ!俺ら人外を上回るなんて・・・・」


怪物の言葉は最後まで続かなかった

なんでだろうと思ったが、おそらく私の首筋にあるものを見て怖気ついたのだろう


「そ、その首筋にある△の紋章!まさかお前は!」


「改めて自己紹介してあげる、私は道明寺撫子。戦争を止めた英雄の一人だよ!」

新作を消したことで大量にストックが余ったので

しばらくは9時、9時半、十時に毎日三話投稿を行います


もし、詳しくこうなった事情を知りたければ、活動報告の方にも書いたのでそちらにコメントください


これからもよろしくお願いします!!!

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