暗殺の極意
男装を解いてから次に京塚さん達のとこへ行った
清水先輩はちょうどいいところに、と言った後俺のとこにトコトコ近づいてくる
「さっき真琴ちゃんに教えたことを実践させたいから椿ちゃん相手になってくれる?」
「へ?別に良いですけど」
俺は清水先輩に流されるがまま定位置に着く
真正面にはナイフをマジマジと見てる京塚さんがいる
そんなに物珍しいのだろうか、ナイフが
京塚さんは時々色んなものを珍しげに見ることがある
洗濯機だったりフライパンもまるで今まで見てなかったかのようにしていた
そのせいで家事はからきし、俺が全て押し付けられている
よほどのお嬢様か過保護で育てられたのか・・・・
まぁ、それは後々わかることだろう
俺は軽く身構えると京塚さんはゆっくりと歩いていく
その顔は笑顔でまるで殺意の無いような・・・・
一体何をするつもりなんだろう
そんなことを思ってるうちに息がかかるほど近くに来ていた
・・・・あれ?俺なんで構えを解いてるんだろう、まさか!
俺が反射的に避けようとしたのと
京塚さんがナイフを落として俺の目の前で両手でパン!と音を出したのはほぼ同時だった
俺はびっくりして尻餅をつき
京塚さんはナイフを拾って軽く俺を刺した
「・・・・こんな感じですか?先輩」
「うんうん、上出来だと思うよ」
俺は思わずぼーっとしてしまい
京塚さんの手を借りてようやく立てた
「・・・・いまのは?」
「猫騙しの一種だよ。まんまと引っかかったね」
「いや、なんか見惚れたっていうかなんというか」
俺が素直な感想を言うと京塚さんは意外と思ったのか
少し頰を赤く染めて頰をかく
その間ずっと笑顔でいた清水先輩が口を割る
「守と真琴ちゃんは力強い訳じゃないからね、こうやって裏に裏をかく攻撃を鍛えるしかないでしょ」
「確かにそうですね。得意分野を磨くのは大事ですし」
「・・・・どうしたの真琴ちゃん?ぼーっとしちゃって」
「へ?あ、いや、なんでもないです」
京塚さんはそれだけ言って何故かその部屋を後にする
どうしたんだろう、あ、あっちの部屋トイレか
と思ってるとまた清水先輩は面白そうに笑う
「そういえば聞いたよ。戦争の生き残りって学園長から。その事で一つ言いたいことあって」
「へ?言いたいこと?」
「戦争で生き残った人4名は選ばれしもの。○、×、△、□が火傷の跡に刻まれているだろう、そしてその人の手助けをする四人の兵士が同じマークをつけてその人の前に現れるだろう・・・・学園長が言った伝説だよ」
選ばれしもの・・・・それが四人
そして俺は確か×マークが付いていた
生き残った、と言うことは坂本さんにも付いてるのだろうか
後で確認しないと・・・・
「その手助けするって人は知らないんですか?」
「ん?それはあなたが知ってると思ったけど、言わされてないんだ。ま、後々分かるよ」
清水先輩はそう言って部屋を後にする
選ばれしもの・・・・生き残ったのは偶然じゃないってことか?
そしてまだ・・・・あと2人も生き残ってる人物がいる
探さなきゃ、きっと戦力になるし
戦争を終わらせる鍵になるかもしれない!




