只今参上ぜよ!
やっぱこうなるのねって回ですw
撫子達が勝利をした頃、椿達は
まだ山茶花に苦戦を強いられていた
二人の攻撃は全て避けるか弾くかされて
茉莉の強大な魔法や椿の強力な力を簡単にあしらっていた
「大したものだわ、確かに二人がかりでは私も魔法を使う隙がないわ」
「その割には息ひとつ乱れてないようだが?」
「大したものだとは言ったけど、所詮はその程度よ」
戦っていて分かったことがある
生徒会長は確かに防御面では突く隙がほぼない
だがこの人の攻撃面はあまり特化されたものではない
きっと俺たちにもっとより大きい力があれば
あの最強魔法三つを打ち破れるかもしれない
「それならいい方法あるよーー!」
空から聞き覚えのある声がして俺たち二人の前に降りる
おお!道明寺先輩!復活できたのか!
「秋桜・・・・まさかこの子にやられるなんてね」
「復活戦士☆撫子只今参上ぜよ!」
「また変なネーミング付けてる・・・・」
「道明寺さん・・・・良かったです・・・・」
「ごめんね〜任せっぱなしになっちゃって、また一緒に戦えるねまりりん♪」
「んで、いい方法とは?」
「まあ見ときなって♪」
道明寺先輩は空中を何度も殴り
光の弾を増やしていく
先輩は「あちゃちゃちゃちゃ!」と変な声を出しながら
何百発もその光の弾を拡散する
「さあ!避けれるもんなら避けてみな!」
「だめだ先輩!射撃は跳ね返されてしまう!」
俺の言葉は一歩遅く、先輩は光の弾を発射
生徒会長も突っ立ったまま動かない
くっ、ダメか!と思ってると
その弾はなんと全て跳ね返ることなくヒットするじゃないか
殆ど無傷だが少しだけ表情が変わった気がする
「射撃ではなく・・・・純粋な魔法?」
「さーてお次はどの攻撃か当ててみな!」
道明寺先輩はそう言って
なんの変哲もないパンチを仕掛けようとする
生徒会長は防御の構えをするが
先輩は地面に風式魔法を展開させ宙に浮くと
両手を頭の上で合わせて風式魔法を生徒会長に当てる
生徒会長は物理攻撃の防御をしていたため
魔法を直に受けてしまう
これは・・・・もしや・・・・
「そう、あんたの弱点は一つの防御魔法を展開したら他の魔法はつかえないことだぜ!」
「・・・・よくぞ見破ったわ。だけどその見掛け倒しの技だけだと威力に欠けるわよ?」
「みゃ?いやいや何言ってんのせーとかいちょー、私一人で戦ってないから」
先輩の言葉と共に片方からは御厨先輩の魔法を
片方からは俺の渾身の拳の一撃を喰らわせる
生徒会長はまともに食らって
ずりずりと後ろへひきづられる
「・・・・なるほど、流石だわ」
「流石つばっきーにまりりん!分かってるね〜」
「そんなのいわれるまでもないですよ」
「たとえ一緒に戦ってなくても『信頼』がこうしてくれるんですよ」
「おーつばっきー、様になってるねー」
「お褒めいただきありがとうございます、だけどまだ終わりじゃないです」
「そだね、終わらせてやろっか」
撫子復活により形勢逆転!?
三体一の圧倒的力に山茶花はついに本気を出す?
次回もお楽しみに!




