もう終わらせてやるよ
真剣回にしたくてもどうしても笑える部分があるという、まあ好きだからいいですけどねw
私は錠剤状の薬を水も飲まず一錠飲みこむ
髪型をツインテールに戻し目の色もピンクに戻る
「なんだよ?元に戻してどうするつもりだ?」
「元には戻ってないよ。これは共感覚も殺戮も貞操も何もない純粋な姿。安っぽい名前で言うと純粋モードってところかな」
「何もないって・・・馬鹿じゃねぇの?何もなければ更に弱くなるだけじゃねぇか」
「それは果たしてどうかな?」
私は蘭の罠をかいくぐり一発腹に殴り込む
蘭は後ろの瓦礫まで飛ばされるが
煙から大量の糸が巻かれ私は身動きが取れなくなる
すると煙から突進してきて私の腹に一発腹を殴る
そしてどんどん腹を何度も殴り続ける
「本当に強くなったのか!何もしないなら落ちてもらうぞ!」
「本番は・・・・これからだよ・・・・全能力・・・二倍上げだ!」
私は魔力を一気に解放すると
巻かれた糸が全て切れ、全身に痛みが走ると共に力が上がるのがわかる
あっははは、こーりゃやべーわ
「二倍だと?その程度じゃ俺に勝らねぇよ!」
「たとえこの体がどうなろうと・・・・!蘭!ここであんたを倒す!」
殺戮モードの時には出せなかった俊足で
一瞬で蘭を蹴り飛ばすと後ろに回り背中をまた蹴り空中へ浮かす
私は後ろにある瓦礫を利用して蘭より先に空中へ跳ぶと
両手を伸ばしてから拳を固め蘭をそのまま地面に落とす
私はそのまま間髪を容れずバク宙を三回転して距離を取る
「へっ、二倍ってのは伊達じゃなさそうだ。俺も本気出してやるよ」
蘭は立ち上がるとスレッドを取り出し
紋章に近づかせメイスの形をした武器にする
・・・・あれ?そういえばこの人武器を使わないというルール破ってない?
「何のことだかわかんねぇな」
「貴様それでも男かぁぁぁぁぁあ!!」
「一応女だわボケ」
蘭はメイスを振り回しながら私に攻撃し始める
私はそれを避け続けるがメイスに魔力を帯び始めてるのがわかる
なーーーるへそ〜そうやって簡単に魔法が出せるわけね〜
そんなこと考えてるとだんだん攻撃を避けられなくなり
容赦ない鉄槌が私に襲いかかる
あーやばい!痛い痛い!
「今度こそ吹き飛べ!風式 真空波!」
「体持ってくれよ!全能力四倍上げだ!」
私の全能力上げはギリギリ間に合い
魔法を食らう前に蘭にアッパーカットを繰り出すことが出来た
しかし蘭はすぐに片手に込めた魔法を私に当てようとするが
私はその魔法を手で払い逆に自分が同じ魔法で蘭に当てる
蘭はそれを振り払おうとしたので私は宙で五回転して頰を蹴り飛ばす
距離が出来たのが見えたので両手に風式魔法を宿して走る
蘭は苦し紛れに真空波を放つので
私は目の前まで来るまで走ってからジャンプして避け
蘭の背後から溜めた風式魔法を背中に当てる
間髪を容れずそのまま二十発も風式魔法を連続で当てる
「もう終わりにしてやるよ!風式 竜巻!」
最後に片手に全魔力を込めた球状の形をした風式魔法を出しフルスイングする
その魔法は蘭に当たると竜巻を起こす
竜巻が収まり、私はその場所に近づくと蘭が倒れているのが見える
「へへっ、やっぱお前には勝てねぇよな」
「お、らんらんからそんな言葉が聞けるなんて嬉しいですな」
「・・・・これを受け取ってくれ」
らんらんはそう言うと体が光り
その光は私の体に纏う
なんだろうと思って手鏡を出すと首筋に△の紋章が付いている
・・・んん?!なにこれどゆこと!?」
「それ継承出来るんだよ。御厨のことはお前に任せたぞ」
「いやちょっと待ってよらんらん!」
「・・・・必ず勝てよ」
「・・・・・・・あぁもう分かったよ」
純粋モードにより蘭を倒した撫子!(蘭はこの後自分で場外に落ちました、ちゃんと本編でも描くつもりです)
内容を濃くするために時間が遅くなりました、すみません
ちょっと次回の内容も全く考えてないので次回予告は控えます。すみません




