破壊されていく意識
禍々しい紫色のオーラを纏い
右目は紫色の炎を宿し、左目からは紫色の稲妻が飛び散り
椿さんの長髪は紫色に変わっていた
前に見たゾーン『カメリア』ではない
もしかして、ゾーン『力』の最終形態？
あの宝玉の最後の切り札を使った時の
人を捨てた姿のなんとなく似ている
椿さんは地面に降り立つと不敵な笑みを浮かべる
「力が・・・・溢れてくる・・・・これがゾーン『力』だと言うのか・・・」
「・・・・蓮椿・・・まさか貴方がその力に溺れるとは」
「私は素晴らしい力を手に入れた。この力、お前で試してやろう」
椿さんはまるで別人の様な口ぶりで
片手から魔力で作られた身長くらいの鎌を出し
空間を切り裂く。するとその空間から大量の椿さんの分身が現れ
同じ鎌を持った分身は一斉に生徒会長に襲いかかるが
片手で3匹ほど消し、避けて分身同士がぶつかって消したりすぐに分身は消えてしまった
椿さんは持ってる鎌を消して手に短剣の形の魔力を宿すと
私が集中力を上げても見えないぐらいの剣さばきで生徒会長を斬り刻む
しかし生徒会長はその早さも全て避け
椿さんの前で手をかざすと強烈な衝撃波で吹き飛ばす
「力が高まっていく！この痛みも私を強くする！私はついにゾーン全てを物にした！」
まだ余裕な笑みを浮かべている椿さんはそう言って
地中から急に分身体が湧き出てきて生徒会長を何度も攻撃していく
生徒会長は急のことに一瞬だけ目を見開いた気がするが
分身体四体に対して両手だけで攻撃を防ぐ
しかしさらに分身体が現れついに防御しきれなく
合計10体の分身体の総攻撃をどんどんくらい始める
そして最後に上空へ蹴り飛ばすと
鎌を回しながら身構えていた本体の椿さんの元へ行く
「消し飛べ！漆黒 暗黒物質！」
椿さんの渾身の一撃が生徒会長を追う
すると生徒会長は空中で体制を立て直し
クスリと笑って片手で防ぐ
魔法はジリジリと生徒会長を押していく
「これ返すわ」
生徒会長はそう言うと魔法を押し返してきたじゃないか
椿さんも負けじと魔法を防ぎ押し返そうとするが
先程よりもどんどん威力が増していき
椿さんの表情は険しく、怒りに満ちた顔に変わっていく
「俺は・・・負けない！ゾーン『力』全解放だ！！！」
椿さんはゾーン『力』を更に上げて
椿さんを覆う禍々しいオーラが大きくなる
しかし魔法はとどまることを知らず
ゆっくりと近づいてきた生徒会長は椿さんの背後に立つと肩に手をポンとおく
「大したものだわ、ここまで力を上げたこと褒めてあげる。でも、ただそれだけだわ」
生徒会長はそう言って手刀で椿さんの首筋をトンッと叩く
椿さんはすぐに気絶させられ地面に倒れる
髪の色は黒に戻り完全に敗北してしまった
前書きあとがきが書くことがなかったw
さあさあ次回はついに負けてしまった椿！
しかし更なる追い討ちが椿達を襲う？
次回 だらしねぇな
