力の代償
今回少なめです
「茉莉・・・・あんたその火傷・・・・」
「たとえ母上でも容赦は致しません!」
驚いている母上の隙を狙い
右フックで母上を殴り飛ばし
背後に回り込んでから背中を両足で空へ蹴り飛ばす
そして一気にジャンプして上から叩き落とす
私は身に纏っている熱い炎を集中させながら母上より先に降りる
「一気に決着をつけさせていただきます!光焔 爆撃!」
集中させた熱を全て解放させると
レーザーのようなものが母上を貫き
レーザーを中心に何枚もの魔法陣が生まれ
何回も爆発を繰り返し、母上をなんとか場外へ吹き飛ばす
どうやら私の判断は正しかったのか
魔法を放った瞬間全身に痛みが走り膝をついてしまう
これは長く使えば使うほど代償を負うというものでしょう
でも良かった・・・・勝てて
私はもう・・・・一人ではないから・・・・
ですが最初で動き過ぎました、少し休憩しますか
『一方その頃蒼は・・・・』
すぐ近くから熱を感じる・・・・まさか御厨茉莉が?
面白い、この土壇場で限界を超えるとは
さて、他の人達は気にせず、目の前の敵に集中しようか
「よう蒼ちゃん♪お久しぶり〜」
「黒江紅覇・・・いい加減僕のことをちゃん付けするのはやめてくれないか?」
「いいじゃんかよ〜減るもんじゃあるまいし♪」
「相変わらず適当な奴だね、僕に倒されに来たのかい?」
「なーに言ってんだ。倒されるのは君の方だよ♪」
紅覇は言葉と同時に魔力で作られた拳銃を発砲する
僕は避けずにそのまま頰をかする
紅覇は拳銃をクルクル回しながら何度も発砲してくるが
僕は避けずに弾が色々な場所に飛び散るのを眺める
「どういうつもりだ?君は命中率は低くなかったはずだが?」
「さすがに反射神経で避けないよね〜ちょっと本気出そうかな♪」
紅覇、最初以来の戦闘始まる?
男子校の隠された力をいまこそ解放せよ!
次回『この程度で僕が倒れるか!』
お楽しみに!




