聖戦の予兆
サバイバルゲームついに開幕です!
学園祭一日目は颯爽と終わり
すぐに二日目はやってきた
サバイバルゲームが始まるまであと一時間をきっていた
皆の反応は様々だった
百合さんは緊張しているのかどこかソワソワしているし
道明寺はスマホゲームをやっていて
御厨先輩は優雅にティータイムをして
蒼と龍は早く始まれと言わんばかりにベンチに座っている
「御厨先輩も道明寺先輩も緊張とかしないんですか?」
「緊張するだけ無駄です、私達はいつも通りに動くだけなので」
「そーだよつばっき〜緊張は自分に自信がない証拠だぞ〜?」
「そ、そうですけどいつもと違う雰囲気だから変な感覚なんですよ」
緊張というより、武者震いが止まらない
ようやくだ、皆の運命が決まる
そんな戦いが始まる
俺たち6人はひとつの門に向かいスタート位置に立つ
チャイムがなれば戦いが始まる
『キーンコーンカーンコーン』
チャイムと同時に門が開かれる
外に出るといつもの校庭が見える
誰がどこにいて誰が近いのか
それによっても相手も変わるし
誰が先にダウンされるかも変わる
するとバイオリンの音が近くから聞こえた
あれ?この音は・・・・やはり夢幻牢獄に捕まった時に相手をした奴じゃないか
「やあ、久しぶりだね蓮椿、そして御厨茉莉」
「あら、貴方は私に瞬殺された人ではありませんか」
「ちょ、御厨先輩・・・・」
「あの方は私に用があるようなので私が相手します」
俺の許可なく御厨先輩は勝手にそう言って前に進む
俺は止めようとしたが目の前に子供二人がドスンと重い音を出して現れる
な、なんだ?双子?
「ねえねえお兄ちゃん!僕たちと遊んでよ!」
「お前ら双子か?いいぞ、相手してやる」
「やったー!行くよお兄ちゃん!」
「蒼!百合さん!他は任せた!ここは俺と御厨先輩に任せて!」
「ふん、くたばるんじゃないぞ椿!」
他四人が散り散りになっていくのを見届けてから双子の方を見ると
もう準備満タンという感じで双子は突撃してくる
一時間という時間制限がある中
流石の俺も一時間ずっと本気で戦う事は無理だ体力を温存しつつも確実に勝てる方法でいかなくては
それにこの双子のことは前に舞から聞いたことがある
前は生徒会長が倒したと言っていたが
まだ何か力を隠しているかもしれない
俺はゾーンを解放して二人の突撃を受け流す
「さあ全力でかかってこい!」
名前を決めてないのでシーンや舞台での説明が多いので誰だっけ?ってなったら読み返したほうがいいと思いますw




