究極の進化
蒼VS椿!昔の戦いを彷彿とさせるたたかいがここに!
といってもあの時結構瞬殺されたような気がするのでなにも彷彿とさせてなかった気がします
「蒼、出し惜しみはすんなよ〜」
「余裕でいられるのも今のうちだ。僕は君がいない間に究極の進化を遂げたからね!」
蒼はそう言って魔力を解放して体に纏い始める
そういえば京塚さんから聞いたことがある
ゾーン『力』を纏った湯婆さんみたいに
自分の魔力を纏わせることで一時的に全体能力を上げることが出来ると
それって究極の進化と言えるのかどうかは分からないが
これは面白そうだ
「お前のその究極の進化とやら見せてみろ!」
「いつまで上から目線なのか楽しみだよ」
俺の拳と蒼の蹴りがぶつかり合う
お、結構力も上がってるみたいだな
すると蒼は目にも留まらぬ速さで俺の攻撃を防いでいく
なるほど、進化とは伊達じゃなさそうだ!
俺も更にスピードを上げて攻撃しようとするが
蒼は腕を組んだまま足だけで攻撃を弾いていく
足技が得意とはいえ両手を使わせないわけにはいかない
俺は密かにゾーンの魔力を手だけに込めて剣型にする
そして空中を切り刻むと剣から破片のような魔力が飛び散り蒼の体に刺さる
「弾けろ!我が刃!光焔 神烈斬!」
俺がそう唱えると刺さった破片は小さな爆発を起こす
蒼はまともに食らったがまだ動けそうだ
「なるほど、ゾーンの応用というものか。最初と違って色々な戦い方を学んだようだね」
「あの時はまだ俺はガキのようなもんだからな。さあどうする?」
「君が全力になるまで叩き落とすまでだよ!」
蒼は更に魔力を上げて俺に突っかかってくる
やれやれ、じゃあ全力で行くとするか
俺はゾーンを解放して蒼の蹴りをかわしていく
蒼がどんどんイライラしているのが分かる
流石は元敵、蒼が悪者みたいな顔をしている
「どこまでも舐めやがって!これならどうだ!」
蒼は円型の魔法を何枚も出すと俺に投げてくる
俺は避けるがその円型魔法は追尾性らしく
Uターンして返ってくる
また避けたら蒼達に当たるかもしれない
そう思った俺は何とかその魔法を拳で殴ると
意外とその魔法は脆くて殴れば割れていった
しかし最後の一枚だけすり抜けるフェイク魔法になっていた
俺はギリ避けようとしたが腕がかすって傷ができた
その魔法は蒼に戻ると体に纏って消えた
「流石は蒼、実力でダメなら頭脳戦で、ってことか。それでこそ蒼だ」
「フン、君に勝てないことなど前から分かっていた。これぐらいなら十分だろう?」
「勿論だ。さて次は道明寺先輩〜そこで寝てないで起きて下さい」
「フニャ?もう出番?分かった〜」
ゾーンの椿程度だが力を上げてきた蒼!
次は撫子だが新たなる力をいつのまにか身につけていた?
次回 私も初めて特訓というものをしてみたんだ
撫子最強旋風ここに極まれり?
昨日はいろいろあって投稿できなかったので10時にまたもう一話投稿します




