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あの女子校には男の娘がいる  作者: あんこ
一章〜あの女子校には男の娘がいる〜
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圧倒的力

「椿さん!大丈夫ですか!?」


「う、うん。なんとかね。ごめんなさい莇さん、坂本さん。役に立てなくて」


「そんなことありませんわ。よく頑張りました」


莇さんはそう言って俺の頭に手をポンと置く

すると坂本さんも手を差し伸べてくれる

俺はその手を借りて立ち上がり白碧の方を見る

白碧は無表情で俺たちを見ている


「こちら側の勝ちだな。次は坂本百合。黒江紅覇。前に出てきて欲しい」


「坂本さん!頑張って!」「百合さんファイトですわ!」


坂本さんは俺と莇さんを見ると少し微笑んだように見えた

あんなお気楽そうな奴に負けんじゃねーぞ!


「百合ちゃんねー♪よろしく頼むぜー♪」


黒江は握手を求めるが坂本さんはそれを無視して会釈する

釣れねぇなぁと黒江は呟くがまあいっかと開き直る


「それでは、始めて欲しい」


灰塵の合図と共に、坂本さんは銃を構え早速撃ってくる

それまでにほんの数秒しかなかったのに黒江はイナバウアーで避けているのだ

坂本さんは後ろに下がりながらリロードし何発も撃っていく

普通銃撃なんて避けられるわけない

でも黒江はまるでそこに来るのが分かってるかのように避けているのだ


「まぁまぁ落ち着きなって嬢ちゃん〜隙だらけだぜ?」


黒江はそう言ってナイフを投げる

坂本さんはそれを避けるがその隙に一気に黒江は坂本さんに近づき

坂本さんの腹部に拳銃を向ける

あんな至近距離では狙撃銃が力を発揮できない


「もうちっとがんばろーぜ。次は期待しとくからよ」


「・・・・それはお互い様よ!」


黒江が拳銃の引き金を引くのと

坂本さんが黒江の腹部にナイフを刺し込むタイミングは

ほぼほぼ同時だった

これは・・・・相打ち・・・・?


「引き分け、どちらともダウンだ。ご苦労」


「あらま〜悪りぃ二人とも〜あとはよろしくな〜♪」


「ごめんなさい、相打ちしか方法が見つからなくて」


「気に病む必要はありませんわ。後は私にお任せください」


俺は坂本さんと一緒に少し遠くに行くと

灰塵はさて、と前置きしながら眼鏡をかけ直す


「最後は私と君だ。準備はいいか?」


「いつでもよろしくてよ♪」


「莇さん頑張って!!」


「心配なさらずに椿さん♪私は司令官として仕事をするだけですわ♪」


「それでは・・・・始めよう!!」

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