伸ばし損ねたこの手で
一年生編完結です!
羽沢蒲公英の真の力が明らかに!?
羽沢さんは周りに天使の様な羽を辺りに撒き散らす
その羽の一枚が私に触れると侵された毒が一瞬で治った
これは・・・・癒しの魔法?
秀英さんから聞いた話だと癒しの魔法は本来使うことは出来ないはず
それにこの魔力は・・・・ゾーン『仲間』に入った椿さんと同じ魔力だ
その魔力を手に宿し、弓のような形にする
「私達の希望は消させない!聖神 銀河!」
羽沢さんが溢れる聖なる矢を放つと
起動が銀河のように流れ
幽霊のゾンビの心臓部分を貫き
ゾンビは聖なる光で成仏したかのように消えてしまった
羽沢さんは私を見てニッコリと笑うと
京塚さん達を置いていった方向を向くと
同じ魔法を放ちドアごと壊し始めた
すると壊した場所から水が流れ出し
途中で莇さんが流れてきて
皀さんと京塚さんも流れてきた
「ゲホ!ゴホ!あ、あれ?ここは?」
「莇さん!皆も大丈夫?」
「みゅう・・・・死ぬかと思いました・・・・」
「ほんと・・・・二度とこの地下は御免だね」
三人は立ち上がり羽沢さんの変わりようを見て驚いた顔を見せたが
京塚さんはそのまま通り過ぎ背中を叩く
「やれば出来るじゃん」
「皆・・・・ごめんね、ありがとう・・・・私は失いたくない。封印してたこの力を貴方達のために使わせてください」
「そういえば結局財宝はなんだったの?」
京塚さんにいわれそういえばと思い宝箱を開けると
何も入ってなかった
私はキョトンとした顔で何回か閉じたり開いたりするが中身が変わることはなかった
「・・・・まさか何も入ってないの?」
「そうみたい」
「流石学園長。宝は心の中にあるというわけですね」
「は?どゆこと莇さん」
「この宝を手に入れるため絆を深め結果的には戦力も上がる!学園長はこれが狙いなんですわ!」
「・・・・絶対違う気がするけど」
「みゅう・・・・まあいいんじゃないかなぁ?結果オーライって奴だよ」
「はあ・・・・全く、仕方ないなぁ・・・・さっさと帰るよ」
京塚さん達が帰る姿を見ながら
私は考える
何故羽沢さんは力を封印していたのだろう
それにゾーン『仲間』の魔力を宿していたんだ?
その疑問は他の四人には届かず、そのまま地下を出ていったのだった
次回から三年生編となります!
ナレーション誰にしようか未だに決まってませんw




