犠牲のレクイエム
なんか早めに出来上がったんで早めに投稿しておきます
誰かが残らないと次の場所に行けないという仕掛け
しかも残った人は死ぬ運命にあると言っても過言ではない
私は慌てて戻ろうとするも外からは入れないようになっていた
もう莇さんか京塚さんが残るしか方法は無いのだ
残れば部屋中に水が溜まり窒息死になる
しかし莇さんは無理やり京塚さんを部屋から出す
「ちょっ何してんの!」
「早く行ってください!ここは私にお任せを!」
「そ、そんなぁ!ダメだよ菫ちゃん!」
「貴方達に会えて・・・・私は男と向き合える程にもなった・・・・お礼を言わせてください。さあ早く!」
莇さんの言葉と共にシャッターみたいなのが降りてきて
外からは全く見えなくなった
莇さん・・・・なんてこと・・・・
「ありがとう・・・・椿さんにも、最後にお礼を言いたかったですわ・・・」
「みゅう・・・・菫ちゃん・・・・」
「落ち込んでても仕方ないよ、次に進もう」
京塚さんはすぐに切り替えると次の部屋に入る
私達も仕方なくその部屋に入ると
部屋が揺れ出し、どんどん天井が迫ってくるではないか
こ、これは私たちを潰そうとしている?
皀さんが天井を抑えようとするが力負けしている
皀さんでもダメなの?でも速度は大分遅くやっている
「みゅう〜〜〜ここは私に任せて〜〜〜」
「皀さんまで!?」
「きっとこの地下は犠牲をどんどん出す心理を試すものです、財宝を手に入れればきっと私たちも救われるはず!だから早く行ってください!みゅう〜〜〜!」
皀さんの言うことがあまり信じられなかったが
それに希望を持つしかない
私たちはこの場を皀さんに任せて先に進むことにした
「みゅう・・・・本当にそうだったらいいのに・・・・」
『馬鹿だねぇ、そこまでする必要なんてあるのかい?』
「大丈夫、きっとあの人達ならなんとかなるよ」
『・・・・同意だね、やっぱ姉貴は最高だよ』
「カンナ・・・・ごめんね・・・・」
潰える犠牲者!ずっと黙っていた蒲公英はこの理不尽な仕掛けに怒りを覚えていた・・・




