総合力たったの4
連休明け早々残業で帰り着いたのは夜の11時半でした
今日からちゃんとします・・・・こればっか言ってる様なw
「みゅう?総合力が4?それってどれくらいなんですか?」
「数値的にはそこらへんの蟻と同格くらいだ」
まさか、そんなことがありえるの?
でも今の莇さんとの握手が全てを物語っている
こんなに戦闘に不向きなのにどうしてこの学校に入ったんだろう
しかし当の本人は折れた手を撫でていて話を聞いていない
京塚さんはさらにやる気を無くした様で机に項垂れる
「報酬はたっぷりあるぞ。なんなら椿を一日中好きにして構わない」
学園長の冗談じみた話を聞き三人はガバッと立ち上がり、「やります!」と叫ぶ
結局私もその圧に負けて参加することになり
蟻と同格の羽沢さんを連れて学校の地下に潜り込んだのだった
・・・・気がすすまない
すっかりその気になった三人は私を置いてズカズカと進んでいく
戦えないなら松明でも持たせようとも思ったが
なんと松明が重くて動けないと言い出し
荷物係すら務まらないという事態に陥った
こういう言い方は良くないが、正直役立たずと言わずして何と言うのだろう
本人もそれを自覚しているのか、足取りが重い
「すみません・・・・何も役に立たなくて」
「い、いえ、お互い頑張りましょう」
こうなったらやるしかない
この人を守りつつ財宝を手に入れる!
しばらく道なりに進むと殺風景な部屋についた
部屋の真ん中にスイッチの様なものがあるだけ
一応出口のドアを調べたが鍵穴もなく開かない
「なにこの部屋?このスイッチ押せばドア開くの?」
「みたいですが何だか不思議ですわ。罠があるかもしれません」
「みゅう・・・でも周りは真っ白で何もないよ?」
「罠があったらあったで何とかすればいいじゃん」
京塚さんは何の許可も取らずそのスイッチを押す
すると天井からあらゆる水が吹き出して部屋中に溜まっていくではないか
へ?な、何これ?私は慌ててドアを開けて次の部屋に入るが
皀さんと羽沢さんも入ってくるが
二人とも何故かモタモタしている
「どうしたの!?そこにいたら水没しちゃうよ!」
「このスイッチを押し続けないとそのドアが開かない様になってるんだ!」
押し続けないと開かない?
ということは誰かが残らないといけないの?
あらゆる仕掛けとはまさかのあらゆる犠牲が必要!?心理戦が伴われる中色々な葛藤が始まる!?次回もお楽しみに!




