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あの女子校には男の娘がいる  作者: あんこ
最終章〜100を終わらせ1を作る〜
153/400

終わりを告げた長き悪夢

・・・・目を開けると白い天井・・・・保健室かな

なんとか体を起こすが体は痛くないが何故か重く感じる

まるでしばらく動かなかったみたいだ


「起きたのね」


「うわぁ!生徒会長!?」


いつのまにか俺の横には生徒会長の山茶花先輩が立っていた

そういえばこの人戦ってる間全く見なかったな


「保健室は静かにしてもらえる?」


「ま、まさか看病して下さってたんですか!?」


「たまたま様子を見に来ただけよ。肝心の看病役は眠ってるみたいだし」


生徒会長の視線を辿るとヨダレを垂らして寝ている道明寺先輩がいた

日付を見るとあれから七日も過ぎている、当番制で俺を見ててくれたんだろう

・・・・でもこの人絶対看病する気ないよな


「体を壊しても無理はない戦いをしたにも関わらず、結局眠っていたのは貴方達双子だけ。まあ貴方達はよく頑張ったわ」


「そうだ、あれからどうなったんですか!?」



生徒会長がいうには京塚さんとか皆が変わりながら俺を看病しながら

壊れた街や村、海堂学園を復興した

今福先輩のおかげでそれはすぐに済んだらしく

その後は死んだと思われるお父様の復活による研究をしたらしい

そして俺が起きる頃には白碧も起き、敵だった忠実さんが積極的に皆の治療を行ったらしい

そして宝玉はというと、化け物のようなあの最後の切り札が解け死んだように眠っているらしい

結局戦争での死人はお父様だけとなった


「動けないならそこにある車椅子使いなさい。私は先に行くわ」


とりあえず一人一人に会って行こう

そう思いなんとか車椅子に乗って寝ている先輩をベットに寝かせてから移動する

保健室から出るとすぐに宮沢さんと白碧がいた


「よう、お前も起きたのか」


「もう男装してるのかよ、女姿案外可愛かったぞ白碧」


「馬鹿を言うな、あの姿は懲り懲りだ」


「椿様、皆様はかなり別々の所にいます。ご案内しましょうか?」


「大丈夫宮沢さん。学園を回ってみたいから」



そう言って車椅子で移動していると

莇さんと皀さんと忠実さんがいた。もう仲良くなってるのだろうか


「椿さん!会いたかったですわーーーー!」


「ぶっ!引っ付かないで息できないから!」


「すっかり大丈夫みたいデスね椿さん」


「忠実さん、色々手伝ってくれてたんだよね、ありがとう」


「い、いえ!私は罪償いとしてやってるだけなので」


「みゅう・・・頰赤いよ?」


「横取りは許しませんわ〜♪」


「むぎゃ!やめてください〜!」


「こらこら二人ともいじめないの」


三人がわちゃわちゃし出したので場所を変えようと移動すると

坂本さん家族三人が座っているのが見える

おお、なんかこうして三人を見ると似てるし

なんだか、取り戻したって感じだ


「あ、つば・・・・六道さん!もう大丈夫なの?」


「うん、まだ歩けないけどね・・・・」


「良かった・・・・本当に・・・・全部終わったんだね」


「あぁ、俺たちは自分たちの手で長い悪夢から断ち切ったんだ」


「・・・・お取り込み中悪いが、イチャイチャするなら別の場所にしてくれ」


「ちょ、お父さん!別にイチャイチャしてないから!」


「改めて礼を言わせて椿君。貴方のおかげで夫にも娘にも会えた」


「頭をあげてください恵美さん、俺は当然の事をしただけなので」


家族団欒がまだ続きそうだったのでその場所を後にすると

待ちくたびれたような顔をしている京塚さんがいた


「何か言うことは?」


「お前髪伸びた?」


「誤魔化さないでよ・・・・君の父親のこと、もう少しで完成出来そうだから」


「さすが京塚さん・・・・ありがとう」


「戦争は終わったけど、まだまだ宝玉を慕っていた兵士たちは沢山いる。まだ戦いは続くよ」


「わかってるよ、でも休ませてくれよー」


「何言ってるの、君がいなくちゃ誰が僕を守るのさ」


「それ偉そうに言うことか?まあまたピンチの時は守ってやるよ」


「・・・・ほんと、馬鹿な男の()だね」

ついに!ついに!最終章が終わりました!!!!

いやぁ長かった!どんどん投稿頻度が遅れてしまい本当に申し訳ないです!


んで、前に公開した通り、次回から特別編を投稿します!

二年生編、一年生編、三年生編、蓮一家編、そして最終回の盛りだくさん!!

ぜひ最後までお付き合いください!

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