最後の切り札
これ特別編まで終わる時には今年終わってそうで怖いですwなんとか更新頻度上げるよう頑張ります
最後の・・・・切り札だと・・・・?
あの人はまだ、本気を出していないというのか?
宝玉から禍々しくおぞましい力がどんどん湧き上がる
宝玉は苦しみながら背中から悪魔のような紫色の翼が生える
片目は真っ黒に染まり赤い瞳が光る
両腕は獣のような紫色の腕になり鋭い爪が光る
な、なんだあれ・・・・
「宝玉は・・・・人間を捨てたか・・・・」
「人間を捨てた!?何を言ってるんですお父様!」
「戦争が始まる前、最後に俺が残した最後の切り札だ。ゾーン『力』の闇さえ手に入れば完成間近という代物だったが、完成させたんだな」
あの時、俺のゾーン『力』をもらったのはこういうことなのか!?俺のお粗末な行動が・・・・
「全て・・・・全て壊してやる!」
宝玉の断末魔の叫びのような声と共に一瞬で俺の目の前までくる
俺は何の反応もできず殴り飛ばされる
お父様と天空さんが助けに入ろうとするが
衝撃波だけで圧倒されてしまう
だけどその一瞬で俺は坂本さんに背負われなんとか距離を取る
「あははははは、あはははハハハハハハ、キャハハハハハハハハ!!!」
「大丈夫六道さん?」
「な、なんとか」
「まだ来るよ!構えて!」
京塚さんが俺たちの前に立ってそう言うがすぐに倒されてしまう
俺もまたゾーン『力』を解放して戦おうとするが全くダメージを与えられず吹き飛ばされる
標的をコロコロ変える宝玉はずっと観戦してた清水先輩の方に攻撃するが全部避けている
さ、さすがと言うべきか
「人外になっても大したことないね」
「ウオアアアアアアア!」
宝玉の獣のような爪引っ掻き攻撃を避ける清水先輩
しかし、どんどん宝玉の攻撃の速さは増し
清水先輩の体のあちこちに切り傷が出来始める
やばいと感じたのか、清水先輩は宝玉を蹴り距離を取るが
翼から飛び散る羽が清水先輩に大量に刺さった
「くっ、まさか無の境地でも避けきれないなんてね」
「フフフフ、力が溢れるわ・・・・」
「もうやめろ宝玉!こんなことをしてなんになる!」
俺はなんとか立ち上がり議論するが聞く耳を持たない
すると後ろから聞きなれない声がする
「兄さんの・・・・言う通りだ・・・・もうなにも理由なんて無いはずだ」
俺の女装姿にそっくりな女、あれ、もしかして白碧なのか?
戦いの拍子に男装が取れたということか?
ていうか今まで男装だったのか・・・・
声も女だし、それに今俺のこと・・・・
「白碧、もう大丈夫なのか?」
「私の心配はいい、それより兄さんはまだ戦えるか?」
「ああ、まだ体力はギリギリだけど・・・・」
「十分だ、実は色々策があるんだが」
「策?何かあるのか?」
「私と兄さんで同時にゾーン『仲間』を解放するんだ。もしかしたら、うまくいくかもしれない」
宝玉 体術タイプ 通常時
打撃力 8000 射撃力 7800 戦術 8800
俊敏力 7000 魔力 6400 総合力 38000
蓮 秀英 体術タイプ ゾーン解放
打撃力 7200 射撃力 3800 戦術 5500
俊敏力 8900 魔力 7900 総合力 33900




