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あの女子校には男の娘がいる  作者: あんこ
最終章〜100を終わらせ1を作る〜
133/400

圧倒的なフィスティバル

今回は場面を変えて蘭達の戦いになります

未だに出ていないのは守だけになりましたが

後3話くらい出ないかもしれません

御厨を倒してすぐのこと、少し遠くからかなりの力を感じる

どうやら椿が宝玉と戦ってるみたいだ

次元が違う感覚が漂う

俺がいっても話にならねぇかもな

そんなこと考えてると俺の目の前を何かが通り過ぎる

その通り過ぎた物は近くの木にぶつかる

まさかと思いそのものに近づくと

結構ボロボロの向日葵がいた


「お、お前何してんだ!」


「あら?蘭じゃない♪やっほー」


「やっほーじゃねぇ!ボロボロじゃねえか!」


俺が向日葵に駆けつけると背後から殺気を感じる

俺は身構えて敵を確認する

どうやら四天王の湯婆ってやつみてぇだな


「あら?援護が来たのね?次は貴方がやってくれるのかしら?」


「なめやがって!交代だ!休んでろ向日葵!」


俺はスレッドを操りながら突撃する

正直勝つ気は出てこない

三人がかりで圧倒した向日葵がここまで押されているのだ

俺が戦った所で勝てるわけが無い

だが向日葵(こいつ)を休ませて湯婆(あいつ)を少しでも疲れさせれば勝機はあるはずだ!


「ふーん罠を使って翻弄する戦術ねぇ、正直つまんない」


湯婆はスレッドを直に掴むとそれを引いて俺を一気に引き寄せる

俺はよろけながら引き寄せられるとその勢いで湯婆は俺の腹に思いっきりパンチ

重すぎるパンチは腹を貫通しそうなほどの痛みで俺は崩れ落ち咳き込む

咳き込みながらも上から感じる魔力になんとか起き上がろうとするが力が入らない


「よくその弱さで割り込んできたね」


「蘭!!!」


起き上がれない俺を察し、向日葵が湯婆を思いっきり突き飛ばす

少し飛ばされたのを確認してから向日葵は俺を抱え少し遠くへ行く


「余計なことをすんな・・・・」


「無理しないで蘭。私が引きつけるからいっちばんおっきいのやっちゃって!」


「あ、おい!・・・・くそ!あいつの言うことを聞く日が来るとはな・・・・」


「ボロボロなのに何が出来るの?」


「私は皆が笑顔になるまで死ぬ訳にはいかないわ♪」


向日葵と湯婆の一騎打ちをしてる間に

俺はスレッドにつけている糸だけを持ち

刃の部分だけを振り回しどんどん遠心力を上げていく

すると湯婆はどんどん速さと威力を上げていき

向日葵が押されてきている


「押されてどうすんだ向日葵!吹っ飛びやがれ!風式 真空波!」


俺は少し焦って威力を溜めてすぐに発動

遠心力による真空波は湯婆に向かっていく


「漆黒 火花(フィスティバル)


湯婆が唱えた魔法は真空波に触れると花火のように大爆発をする

くそ!まだ魔力が足りてなかったか!


「ごめん蘭!完全に溜まる前に発動させちゃって」


「謝ってる場合か!さっさと次にいくぞ!」


俺はそう言ってまたスレッドを振り回すが

一瞬で近づいてきた湯婆に反応出来ず

また重い一発を食らってしまう

俺が怯んでる間に頭を掴み、握り潰してくる

な、なんだ・・・・!があああ!


「蘭!」「邪魔」


駆けつけた向日葵もすぐに叩き潰され

湯婆は掴んでいた俺を離し先程の魔法を俺たちに叩き込む

なんなんだあいつ・・・・強すぎる


「終わりね・・・・二人掛かりでこの程度とは」


「野郎どもこっちだー!」

「おー!」


俺が覚悟を決めた時、急に大軍勢が押し寄せてくる

援護か!?・・・・あれは撫子?

なんであいつが男子兵の先陣切ってんだよ!


「あっちに小原さん達いますぜ!」

「んーあいつは(私にとっては)美人じゃないからなー、舌を出して挑発しろ!」

「べーーーーー!」


そんな会話が聞こえ、男子兵全員が挑発してくる

あいつらミサイルの爆発に巻き込まれて死ねばいいのに・・・・


「あっ!待って!あそこに美女がいる!」

「ホントだすげえ美人!」「綺麗だ!」


「うるっせえなお前らちっとは静かにしろ!」

「やだ〜♪はずかしい♪」

「なんでお前も間に受けてんだよ!」


「ふふん、手こずってるようだねランラン、私が加勢してあげよう!男軍は別のとこ行って援護して!」


「サーイエッサー!」


「ちっ!正直腹立つが今だけは感謝してやるよ!負けんじゃねぇぞ!」

撫子VS湯婆!殺戮VS血祭り!?

果たして勝つのはどちらか!?


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