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嫌がらせ

「ねぇ聞いてよ~。最近さ、変な事になってんの。このあいだ家にいたらさ、なんか知らないところから物が送られて来たの。私、昔はネット通販やってたけど今は全然やってなくて。あ、昔つっても四、五年前だよ。だからこれ誰かの嫌がらせだよ。私、最近ぜんぜんやってないもん。あと携帯もいつの間にか違う場所に置いてあるしさ~、これ絶対だれか中見てるよね? それで昨日なんて知らない奴から電話かかってきたんだよ。『佐々木』とか画面に出て、いや誰だよ! って。怖いから出ないで即切ったよ。これ、おかしいよね? やっぱりさ、警察に行った方がいいのかな?」


【解説】

 語り手の女性は誰かから嫌がらせを受けていると思い込んでいるが実は違う。彼女は記憶力の低下を自覚していないのだ。それは段々と酷くなっていき、ネットで数年待ちの品を予約したのを忘れ、自分で移動させた携帯の場所も忘れ、さらには知人の事さえも忘れてしまったのだ。

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― 新着の感想 ―
[一言]  アドレス帳に登録なければ、名前出ませんもんね(笑)  そこまでしてたら、もはや共有(汗)
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