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アンチ・異世界・テーゼ  作者: イソジン
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卒業式

なろうはやっぱり異世界もの!ってことで連載してみます!!

18歳、3月9日。本日、俺は高校を卒業いたしました。


普通に卒業できたことを親は横で胸を撫で下ろして喜びますが、最後まで俺は期待をしていたのでした。


こんな日常が終わって非・日常が始まることを。。。


しかし現実は小学生のころ空から女の子が降ってくることはなかったし、中2で人造人間のパイロットになることもなかったし、高校になっても異世界に転生することはありませんでした。


卒業式を終え帰宅し、いつものように2階に登る。

「颯天ー、颯天ー!お客さんよー!」

椅子に座ろうとしたそのときだ。母が1階から大きな声で呼ぶのだ。

めんどくさかったが降りて玄関に向かうと見慣れた女の子がたっていた。


「颯天、卒業おめでとう…」

高校の制服に卒業祝いと書かれたリボンをつけてやって来たこいつは、幼馴染みの花菜だ。高校は違うとこに行っていたが家も近いこともあり朝はよく一緒に駅までいったものだ。


「花菜か。なんで悲しそうなんだよ。花菜もおめでとう」

「颯天はこれからどうするの?」

実はこれはきいて欲しくなかった質問だった。


「あー…うん。まぁ大学全部落ちたし浪人か就職かなー」

A判定が出ていた大学にも落ちそれはそれは落ち込んだものだ。

「そっか…私ね。東京に行くんだ…だから今までみたいには会えなくなっちゃうの…」

悲しそうなのはこのせいだろう…

「そうなのか。寂しくなるな…」

「うん…だからさ。会えなくなる前に思い出作ろうかなって…今日暇かな?」

なぜだかすごく恥ずかしそうに話す。

「んー、まぁ暇だな。飯でも食いに行くか」

「うん…!」


そうと決まれば用意をする必要があるだろう。

いつもは出掛けるときに持っていく鞄を取りに部屋にいき、いつもより多めのお金を財布に入れる。


一階のリビングにカメラを取りにいくとソファーにちょこんと花菜が座っていた。

「花菜ちゃん玄関にたったままだったから上がってもらったよ。上がって待っててぐらい言えないのかい。本当に気がきかない男だよあんたは。ねー花菜ちゃん」

「い、いやー、そんなこと無いですよ。今日だって誘ったのは私の方ですから」


母に言い返すのもめんどくさいのでカメラをソファーに座る二人に向け、無言でシャッターを押す。

自然な二人をとりたかったのに母はすかさずピースをする。

しかし表情は間に合わなかったらしく二人とも自然だった。

「ピースするなよ。」

「癖なの。それより準備ができたなら早くしなさい。花菜ちゃんが待ってるのよ?」

「そんなに急がなくても大丈夫ですよwww」

「花菜も急がなくていいっていってんだろ!!静かに座ってろよ!!」

「本当にうちの子ったらー」

母は今日はこれでもかってほどウザいようだ。まぁなれたものだが。


「じゃ、準備も終ったしいくか!」

「うん!」

花菜は立ちあがり後ろについてくる

「いってらっしゃい~」

母の声に特に返事をせず鞄とカメラを持ち玄関の扉を開けて外にでる。


気分のせいだろうか。家からでると世界が違って見えた。


・・・?いや、本当に違うのだ。


目を擦っても変わらない。これは現実なのだ。

慌てて振り向くとそこには我が家はない。あるのは大きな見たこともない木だ。

「嘘だろ…?」

つい思ったことを口に出すがそれに返事をする人もいない。

上を見上げると見たこともない鳥が飛んでいく。


「なんで今なんだよ。」

どうやら俺は高校生最後の日に異世界にとんでしまったようだ。











颯天(そうま)花菜(かな)です。

ついでに颯天の行っていた高校は自称進学校で偏差値55ぐらい。花菜の行っていた高校はガチの進学校で偏差値68を誇る高校という設定です。

自宅は関東という設定でお母さんは今年40歳ということにしてありとても綺麗で面白いという設定です。その他気になるとこはコメントおねがします!


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