表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

28/30

夢王たちの宴■第28回■ジェイは、ポーランドワルシャワ市街の地下に、JP薬品を搭載したミサイル発射施設を建設していた。国軍が、施設を急襲する。

夢王たちの宴ードラッグ戦争の痕でー■第28回■

作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所

●http://www.yamada-kikaku.com/ yamadakikaku2009ーyoutube


■第28回■


ワルシャワ旧市街は、ポーランド観光のメッカである。


今日も旧市街は観光客でごったがえしている。車を外に止めた。


 この町は第2次大戦下、ヒットラーの命令一下、完全に破壊され


たのだ。そして大戦後に、それこそ、レンガの一つ一つをひろい上げ、


積み上げ、復原した街なのだ。16世紀の風景を今に伝えている。


旧市街の中央に、観光名物のオルガン弾きの若者がいる。


いつもの通りオルガンをひいている。




 ジェイは観光客の様に、オルガン弾きゆっくりと近づき、


 「イーゴリ、いいか」と尋ねた。


「大丈夫だ。まだ追跡者はここまで入ってきてはいない」


イーゴリはオルガンを弾きながら答える。


「それじゃ、消えさせてもらうぜ」


「わかった」



 二人は、観光客用の馬車が通りすぎたその問、煉瓦道路のはめ石をはずし、


その下に入り込む。


舗石の下は地下水道になっていた。


第2次世界大戦中の対独ゲリラ組織が作りあげて保存されていたのだ。


ジェイとアイラは進んでいく。


「ここだ」ジェイが言った。


 地ド水道の側壁にわずかな印があった。


その通路をくぐると、広い秘密裏に建設された研究施設があり、コンピュータで


回線がつながれているようだった。


「ここが僕の研究所だ。秘密のね。ここからJP359を東せたミサイ


ルを、自在に発射できる」


ジェイとアイラは、研究所の内部機械を、順次作勣させ始めた。


二時間後、ようやく、すべてのミサイルのセッテイングが終った。


ジェイはミサイルの発射ボタンを押そうとする。指をかけた一瞬。


秘密研究所の壁と天井が、吹き飛んだ。


 旧市街ではオルガン弾きのイーゴリが別の曲を弾き姑めた。合図


だった。


 砂ぽこりの中から背の高いポーランド軍制服の男が現われる。銃を


手にしている。後から数人の特殊部隊の兵士が入ってくる。

 

「ようやく会えたよ、ボラード君。ここに。隠れていたのか。そうそ


う、自己紹介しよう。私は、ポーランド軍・ワルシャワ条約国家安全局、クネコバ=スプローギン


大佐だ。さて、ポラード君。その汚ならしい手を、その操作卓のスイッチから


はずしたまえ。言う事が聞けんとならば、その手を吹き飛ばすが、いいか」

(続く)


1975年作品 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所

●how to draw manga ●manga-training

●http://www.yamada-kikaku.com/ yamadakikaku2009ーyoutube

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ