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さぁ、ステキなご臨終の話をしよう  作者: カジセイ
第六章 決戦はカントリーロード

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2.異変、の話

 最初に異変に気付いたのはカレンさんだった。




《ねぇ……なんかあの二人、雰囲気おかしくない?》


「どういうこと? 別に変には見えないけど」


《あのスーツの人、怪しいんだよね》


《怪しいって、どういうこと?》


《うまく説明できないんだけど……人を騙してる時のオーラって言うか。……いや、勘違いかな。気にしないで》


 カレンさんが罰が悪そうに硬い笑顔で流そうとする。




「蛇の道は蛇ってことか」


《いや、変なこと言ってごめん。気のせい、気のせい。てか、誰が蛇の道は蛇よ? 危うく聞き流すところだった。ホント徳之進はひと言多い。だからモテないんだよ》


「モテる・モテないなんて今、関係ねえだろ!?」


《今じゃなくてもずっと関係ないけどね》


「じゃ、言うなよ」


《イラッとすること先に言ったのそっちでしょーが》




 また言い争いが始まった。この数時間で何度目だろう。


 二人の口喧嘩は放っておけ、というのが今日学習したことだ。




「何、どうしたの?」


 千明が説明を求める。


 幽霊の声が聞こえず、一人だけ蚊帳の外なのだ。




「二人の雰囲気がおかしくないかって。スーツの人が怪しく見えるって話」


「あ、それ、なんとなくわかるかも。何がってわけでもないけど、どこか引っ掛かるのよね」


《女の勘ってヤツじゃないの?》


「女の勘……」


「いや、これといった理由はないんだけどね」


《何話してるのかしら。ここからじゃ聞こえないわね。ちょっと近くまで行ってくる》


「どうしたの?」


 夏目さんが移動するヤナギさんの背中を視線で追う。


「近くで会話聞いてくるって」


《私も行くわ》


 カレンさんが後を追う。




 少しして戻ってきた二人へ「どうだった?」オレは尋ねた。




《よくある商談って感じ。別に怪しいとかじゃないわね》


 ヤナギさんがそう答えると、


《変なガラクタ買わされそうになってる。めっちゃ怪しいよ》


 カレンさんも答えた。




 ちょっ、二人で言ってることが真逆なんですけど?

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