☆登場人物紹介☆外国編(七章までのネタバレ含)
今回はレガリア以外の国の登場人物まとめです。
前回同様、七章終わりまでのネタバレを含みます。
最後にちらっと国の紹介もあります。
共通項
①名前
②年齢(七章終了時)・身長
③誕生日
④属性
⑤身分・職業
⑥家族構成
⑦その他
☆アルカディール王国☆
①バーミリオン・マーリク・アルカディール(リオン)
②8歳・125㎝
③水晶の月18日
④光属性
⑤アルカディール王国第一王子
⑥父・亡母・弟
⑦リナリアの初恋であり、幸せになってほしい人。国同士の風習で、レガリアのリナリアたち兄妹とは幼馴染み。グラジオとは親友のような関係。弟のライムのことをとても大切に思っている。
天使のように美しい顔立ちの王子。年齢の割に落ち着いていて、とても賢い。魔法を研究するのが大好きで人並外れた知識を持つが、一方で運動は苦手。素直で優しい性格で、少し執着心が強いところがある。
実はアルカディール王家に代々伝わる固有魔法で毎晩のように「予知夢」を見ている影響で、普通の子供よりも知識を吸収するスピードが速く、精神年齢も高くなっている。この能力を本人はあまり好きではないらしい。リオンは予知夢だと思っているが、どうやら過去のバーミリオンが経験した記憶に近いようであるが……。
母を亡くしてつらいときに支えてくれたリナリアのことを、とても大切に思っているようだ。リナリアとは文通をしたり、夢の中で会ったりしている。
リナリアが知る大人のバーミリオンとは性格や考え方が異なってきているようだ。
①バーミリオン(大人)
②20歳・178㎝
⑦レガリアを滅亡させた張本人。肩まである美しい金髪と血のように赤い鋭い目が特徴的な国王。実は内政が得意。リナリアの「強い思い」の影響か、はたまた別の要因のためか、リナリアと一緒に魂の状態で新しい過去についてきてしまった。
子供時代はリオンと同様に素直だったが、現在は他人に対して威圧的で傲岸不遜な態度を見せる。母の死がきっかけで寂しい幼少期を送り、弟のライムを溺愛していた。レガリア滅亡後は「真紅王」と呼ばれるが、レガリアへの強引な侵攻が敵を多く作り、弟にも裏切られ、反乱軍に殺されてしまう未来があった。
リナリアがバーミリオンを見ると隠れてしまっていたので、自分のことを嫌っているのだろうと思っていた。
リナリアが魔力暴走を起こしたときだけ、「黒い夢」の世界で会うことができたが、最近になって自力でリナリアを呼ぶ魔法を開発したらしい。夢で再会した当初に比べ、最近は態度が少し軟化してきた。
リナリアが見た彼の記憶の夢では、グラジオと行動することも多く、また、ヘレナのことが好きだったようだが……?
「リオン」が彼と別人格になってきた影響がどう作用するのか、本人もわかっていないようだ。
①ライム・?・アルカディール
②1歳
③藍玉の月17日
④?
⑤アルカディール王国第二王子
⑥父・兄
⑦バーミリオンが溺愛している弟。まだ赤子のため、リナリアは対面していない。リナリアが5歳になった誕生日の翌日に産まれている。早産で、母の命と引き換えのように産まれたため、父から疎まれているようだ。
魔力属性や固有魔法についてなどは不明。外見は白い髪に赤い瞳。
レガリア滅亡後にはヘレナと婚約させられるが、兄を裏切って旧レガリアの反乱軍に手を貸し、兄亡き後のアルカディールの国王になるという未来があった。
①ラセット
②27歳・180cm
③?
④?
⑤王子付護衛(侯爵家)
⑥?
⑦バーミリオンの護衛。本来は魔法騎士。レガリア国内では魔法が使えないので、護衛の中で最も魔法抜きの剣技に優れたラセットが選ばれている。ちなみにアルカディール国内では魔法能力と身分を重視されるため、バーミリオンには魔法能力に特化した護衛がついている。
真面目で口数少ないが、バーミリオンのことは大切に思っているようだ。
①スカーレット(故人)
②27歳・158㎝
③?
④光属性
⑤アルカディール王妃(王女)
⑥夫・息子二人
⑦バーミリオンとライムの母。ライムを出産した後で亡くなる。以前は臨終前にバーミリオンに会うことができなかったが、今度の世界ではリナリアの行動により遺言を伝えることができた。バーミリオンと同じ「予知夢」を見る能力があったらしい。「未来を変えてはいけない」と言っていたようだが……?
美人で刺繍の名手だった。リナリアの母とも交流があったらしい。
①バーガンディー
②30歳・172㎝
③?
④光属性
⑤アルカディール国王(公爵家)
⑥亡妻・息子二人
⑦バーミリオンとライムの父。以前は王妃の死に立ち会わなかったバーミリオンに辛く当たり、妻の命と引き換えのように生まれてきたライムを疎んでいた。レガリア滅亡の前年に亡くなっている。
妻のことを深く愛しており、妻の死後は抜け殻のようになって子供たちのことを見なくなってしまった。また、城内の妻に関係するものは全て捨てさせる。
現在もまだ国王としての業務もままならず、幼いバーミリオンも公務の一部を行なっているらしい。
①カロリーナ・モルガ
②?
③?
④光属性
⑤公爵令嬢
⑥?
⑦現在のバーミリオンの婚約者候補の一人。以前は実際に婚約者になったが、バーミリオン即位後に一方的に婚約破棄されている。
リナリアは彼女の存在は知っていたが、会ったことはない。
⌘サハーラ帝国⌘
①クローブ=サハーラ
②7歳・128㎝
③蒼玉の月15日
④?
⑤サハーラ帝国第二皇子
⑥父・母・双子妹(異母兄・異母姉二人・異母妹)
⑦サハーラ帝国の皇子で、以前の世界では素行の悪さから王位継承権を剥奪されていたらしい。
リナリアの前の人生では関わりがなかったが、バーミリオンの母の葬儀で目が合って髪を引っ張られたことから縁ができてしまった。なぜかサハーラの皇帝がよく送り込んできて、学院に留学させることも希望している。
乱暴で口が悪いが、子供らしく素直な一面もあり、グラジオの誕生日からリナリアたちとはだんだん友達として付き合うようになった。双子の妹のラビィとは仲が良い。グラジオとは仲良くしているが、バーミリオンとはあまり折り合いが良くない。また、貴族のことを下に見る発言が多い。ラビィによく知らないことを質問しており、あまり勉強は得意ではないようだ。
サハーラの民族衣装を着ている。鷹を育てて鷹狩をするのが好き。リナリアと文通している。
①ラビィ=サハーラ
②7歳・125㎝
③蒼玉の月15日
④?
⑤サハーラ帝国第三皇女
⑥父・母・双子兄(異母兄・異母姉二人・異母妹)
⑦クローブの双子の妹。猫のような可愛らしい女の子。姉たちの影響で恋愛やおしゃれの話に興味を持つなど、少し背伸びしたところがある。よくグラジオに自分をアピールしている。
どうやらクローブのブレーキ役として一緒に派遣されているらしい。実際によくクローブのフォローをしている。
以前のリナリアの人生では全く関わりがなかった。
ひらひらしたサハーラの民族衣装を着ている。リナリアと文通している。
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【各国の特色】
★レガリア王国★
リナリアの国。以前の世界ではバーミリオンに滅ぼされてしまった。
かつては隣国アルカディールと一つの国だったが、魔法に対する考え方の違いで二国に分かれた。その思想が「魔法は女神から与えられた試練」として宗教に結びつき、リリア教レガリア派として国教として扱われている。
現在は国内での魔法使用は禁じられている。唯一、魔法を取り締まる機関である魔法検閲官だけは魔法の使用と勉強を許可されている。魔力暴走をすると「悪魔の子」と呼ばれてしまうことも。
かつての分国戦争のときには精霊たちも人間の味方をしたようだが、その後の魔法種族への差別や偏見、弾圧などの影響で現在はほとんどの精霊はレガリアから出て行ってしまったようだ。
公・侯・伯・子・男の貴族制度があるが、実力主義のため平民でも要職につくことができ、また功績によっては平民から貴族になることもできる。国のあちこちで騎士譚が語られ、レガリア王室直属の騎士団は国中の憧れである。
王族・貴族が13歳になったら通う王立学院は、他国からの留学生も受け入れている。通常クラスのほか、騎士クラスと神官クラスがある。
隣国とは王族同士で代々交流を続けている。
☆アルカディール王国☆
バーミリオンの国。以前の世界ではレガリアに一方的な侵略戦争を仕掛けた。
かつては隣国レガリアと一つの国だったが、魔法に対する考え方の違いで二国に分かれた。その思想が「魔法は女神から与えられた恵み」として宗教に結びつき、リリア教アルカディール派として国教として扱われている。
魔法の使用を推奨しており、発展するように国全体で力を入れている。
貴族制度はレガリアと同様であるが、レガリアと比較すると身分至上主義で、上下関係にうるさく平民は要職につけない。騎士もいるが魔法が使えることが必須で、魔法使いの方が人気が高く、重要視されている傾向にある。
王立学園は魔法教育が重視されているらしい。バーミリオンはレガリアの学院に通っていた。
隣国とは王族同士で代々交流を続けている。アルカディールから見たレガリアは「前時代的」。
⌘サハーラ帝国⌘
クローブたちの国。砂漠国で、レガリアやアルカディールからは遠い。クローブたちは国境までは魔法で移動して、レガリアに入ってからは馬車を使用している。
魔法は広く発展しているわけでもないが、一部の地域では他国に類を見ない研究がなされている。
一夫多妻制が認められている。
精霊使いの伝説が最も残っている国。
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以上、登場人物紹介でした。
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休載日を挟んで、明後日から八章がスタートします。
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