調べものと国際情勢と突然のアラーム
設定を伝える意味も込めた回です。
さて、情報をまとめていくとしようか。
・現在の勇者は1000人以上いる。それぞれ別の平行世界を救ったものとされそれぞれで別の特殊能力を持っている。
勇者でも細かいランクがあるみたいだがここではいいだろう。
・世界は半冷戦状態にあり、アメリカとソ連を中心とした国々での対立が深まっている。
何年か前のあの日本を分裂させた戦争が引き金になったのは言うまでもないな。
・アメリカとソ連はそれぞれ100名以上の勇者を所持している。
これだけ勇者がいても宝具持ちは必要とされているんだよな、、、
・勇者1人でも戦争では昔の核爆弾程度の被害を出すことが可能だが。宝具はそれ以上の威力を出し、文字通り世界を変える。実質宝具持ちを抱えている国はどれだけ他に国力があっても宝具持ちを当てない限り勝てないとまで言われている。ただ、宝具持ちの戦いは次元すらも歪むものになるので、実際戦争の抑止力となっている。
自身の力がそれほどの物だという実感はないが、、やはりめんどうな力だ。
・現在発見されている所持国と宝具、形状、公開されている能力
アメリカ マックス ナックル形状 身体機能限界上昇 攻撃ほぼ無効など
ロシア バースト 鎌形状 破壊
公日本国 レウ(魔剣) 剣形状 闇攻撃 吸収
正日本国 アーサー(聖弓) 弓形状 光攻撃 光速
中国 メカニック ハンマー形状 機械操作 情報化
EU(主にドイツ、フランス) バリテクス 盾形状 守護 能力介入不能
他の能力としてそれぞれの武器にはそれぞれ霊獣のような特殊な力を持ったものが確認されている。
こんなものだろうか。あと書いておくとしたら実際ここに書いた国以外の国力の落ちは感じるが、イギリスとサウジアラビアに関してはまだ見えない宝具の情報を握っているとかで国際社会からは重要視されていることぐらいかな。
『おいおい、デュアルの情報を握られてたら困るじゃねーか』
そうなんだよな、、実際俺もその二つの国に対しては警戒気味だ。この正日本国もイギリスと同盟を結んだこともあって、特にイギリスには警戒している。
とりあえずこんなもんで調べるのは終わりとするか。俺は帰路につこうとするが、
そのとき、図書館の緊急アラームが大きく鳴り響いた。
次回から少し戦闘回を挟みます。