屋上と弁当と委員長
毎日更新ではないですがなるべく毎日頑張ります。
やっと昼飯の時間になったようだ。いつもの用務員用階段を通って屋上に行く。
「やっぱここだよな。屋上は最高だ。」
日の当たる屋上。生徒が行っていいとされている場所ではないが、友達の少ない俺は別に他のやつとワイワイ食べようとは思わないし、日の当たるここは最高だ。おっと誰かが来たようだ、、、、まあ人の来るような場所ではないここにわざわざ来る物好きといえば、、、
「またここですか?ここは一応立ち入り禁止ですよ。」
クラス委員長でなぜか俺のことを気にしてくる三奈だ。
「ここは気持ちいいし、弁当食べるには最高の場所だろ?そういうお前はなんか用か?」
「なんか用か?じゃないですよ!!来週までに勇者とか情勢とか宝具とか調べなければいけないのでしょう?手伝ってあげますよ。」
「別にいい。」
「よくないでしょう?一人でやるより二人でやった方が捗りますよ。」
本当に別にいいのだがな。成績優秀、スポーツ万能なこいつはお節介なところだけが玉に傷だ。
「なんか思いました、、? 折角手伝うと言っているのに。」
こうやってたまに何故か俺の志向を読めるから油断ならない。
「別になんでもないよ。それより弁当を早く食べよう。昼休みが無くなる。」
こうして昼休みに俺たちは一緒に屋上で弁当を食べた。
ということで放課後になったわけだが、、、早いうちにまとめておくことにするか。
別に手伝ってもらうことを嫌には思わないがいつも頼ってしまっている節がある。
「まずは図書館に行って調べて書き出すか」
ということで俺は図書館に向かった。
書き溜めしないとな。