プロローグ
初投稿です。設定のがばがば具合や誤字は大目にみてください。
2170年
「岡田―――ーーー!」
雨の東京都上空に大きな声が響いた。光輝く矢が岡田と呼ばれた男を射抜こうとする。
「邪魔をするな琉翔」
黒い、黒い剣がその矢を弾いた。
「我々が戦ったところで意味が無いんだ琉翔。軍は我々を使って他国に戦争を吹っ掛けるつもりなんだよ。そんな軍つぶしてしまえばいい。」
「彼らにも家族はいる。ここで軍と戦えばこの東京の街もただでは済まない。」
「それでも軍が他国に戦争仕掛ければ、第三次世界大戦になる可能性もある。そうすれば何人が犠牲になると思っている。なにせアメリカは神子以外にも核魔法具や勇者を多く所持している大国だぞ。そもそも正当な理由もなく戦争を仕掛けるなんて言語道断だ。日本の平和主義とはなんなんだ。」
「確かにおかしい話かもしれない。ただ、、ここは引いてくれないか。」
「もう引き下がれないんだよ。、、ほらお前もお仲間が来たぞ。」
軍の戦車や兵、それに軍所属の勇者が大勢、琉翔の後ろから来る。
「聖弓さま援軍に参りました。」
そう言って軍曹のような人が話かけたとき、後ろの部隊の一部から爆発音が聞こえた。
「どうした!!」
「悪いな軍、待ち伏せをさせてもらった。」
「くそ、、反軍組織の勇者どもめ、、第一部隊全軍迎え撃て!!!」
また血が流れるのかと琉翔は思った。
「お前も来い、琉翔!!!」
そういって岡田健司は剣を構える。
こうやって、この国は二つに割れた。
東日本に出来た。平和と律を掲げる正日本国。
西日本に出来た。軍事と生活保護を掲げる公日本国。
それぞれの国はアメリカとロシアの後ろ立てを得て、繁栄していった。
これからのお話は更に10年後のお話だ。
そして今に至る。
詳しい設定や話は次回あります。