プロローグ
最近いろんな作品を書き出してすいません。
とりあえず作品の内容が思いついたものを片っ端から描いているので、ご了承ください。
執筆放置=内容が完成していない
です。すいません。
凡そ三十年前。
世界は変わった。たった三柱の異端存在により。
ソロモン。
その中でも最上位、王。
パイモン、ベレト、そしてソロモン七二柱を収める総裁・サガン。
この三柱だけで、この世界は三分前とは全く違う世界へと変貌した。西は焦土と化し、たった一人を除き、誰も生き残らず、太平洋には二柱の悪魔により新たな大地を創造された。
崩壊の地や死導の地と呼ばれる絶望の大地。
その地下には迷宮がある。その真上に設置された育成施設、乃ち学校。
立枝校。
全七年制であり、卒業後も在学可能な特殊な学校。その目的は発生した『門』からの来客、異端存在を狩ることである。
彼らを総じて『狩り人』と呼び、集団名は『異端狩り』や『異端排除』と呼ばれている。
常人からかけ離れた身体能力を持ち、何かしらの異能力を持つ。彼らが現れ始めたのは異端の出現とほぼ同時期であった。
共鳴。
片方がなくなればもう片方も消える関係では、という考えもあるが、そこに関しては誰も、どんな専門家も、口を出すことはできない。実験台は愚か、推測しかできないのだから。
さらに、狩り人には階級が割り当てられる。
三つあり、対悪魔の階級で騎士、伯爵、侯爵、公爵、君主、王、そして総裁。
悪魔と共通し、総裁は特級狩り人、と呼ばれる最上位の狩り人九人の一人だけに当てられている。
王は特級を指し、特級=王の人数でもある。実質、対悪魔の狩り人はそれぞれの悪魔に特化している。つまり、ソロモン=対悪魔狩り人という人数構成になるわけだ。
もう一つ、純粋な異端での階級。
異端との戦闘においては、正統、と呼ばれるこの世界にいる異端の正反対の存在との共闘であり、それを想定するため、多少実力がなかろうが問題はない。
異端にも種類がある。
命令遂行型や指揮官型、執行型などと区分されている。
命令遂行型は指揮官型や執行型などの命令権を持つ異端を倒せば危険は低くなるし、元の知能が低いので、危険度は元よりさしてない。
問題は、執行型だ。これは指揮官型と攻撃型の特性を両方もつ異端である。これは状況次第で特級の手に余るほどの実力を持っていることがある。
だがしかし、特級でなくても、特級に限りなく近い存在も数名いる。
零級。一級のさらに上、それこそ十数名しかいない、特級の次。
中に数名、特級と言い勝負をする者がいる。
それはさておき、最後の階級。それは能力。
ランクで判定され、最高で零。最低で0ランク、まあ無能力というわけだ。1から能力者の底辺、そして10まであり、10までは実力次第で届く。が、零ともなれば、それは才能に左右される世界となってしまう。
前述の特級が零級といい勝負をすることになる理由が能力だ。
中でも多重能力が厄介な例になるが、それはそれだ。
それを全てまとめ上げている立枝校の学園長は当たり前のように特級零能力者。五本指に入る屈指の存在だ。
それだけではない。執行部、と呼ばれる暗部組織。そこには二人の特級が所属し、さらにもう二人、卒業生に特級がいる。この学園を落とすならば、向こう側もそれ相応の戦力を集める必要がある。
なぜならば、彼ら五人はそのまま世界を壊すことさえ可能とされるほどの極大戦力だからだ。
ただ例外も存在する。例外、つまり特級外。そこを考え始めれば、終わりはないかもしれない。
それだけ、この学園は世界のボーダーライン、生命線の一つになっているのだ。
今年も新入生がたくさんやってくる。それを迎え、戦術を叩き込むのが、卒業生と教師の役割なのだ。