酷いヤツらとデザートと
デザート大好きです。
モチとクウリは、散々、俺のことを肴に酒と料理を楽しんだ。
「わかってる!任せろ!次こそは、いいエルフの姉ちゃん連れてくっから!がはははははは」
「そしたら、また泣いて逃げられるだけだろー!傷口に塩塗りつけてるよ!だあっはっはっはっ!」
二人の料理に、そろそろ嫌がらせしようかと思い始めたが。
俺は店主。
この店を大切にしたい。
故に常連客も大切にせねば。
ここは大人に、、、
にっこり笑って、二人の間にデザートを置いてやった。
「マクローパフェです♡」
二人の表情が、ピシリと固まる。
「そろそろ止めるか、、、ファンが怒ってる」
「そうだな、、、ちょっとやり過ぎたな、悪かった、ファン」
俺は、またにっこり笑う。
「気にするな、ゆっくりしていってくれ」
二人が、急いでパフェを食べ始めた。
せっかくキレイにカットしたマクローの果実の甘さを、もっと味わって欲しい。
それなのに、二人とも、あっという間に平らげた。
そんなに美味かったか、、、
「お代はーーー」
ケニーの手に、二人ともかなり大きな金額を押しやり、そそくさと出ていった。
「今日も美味かったぞ!じゃあ、またな!」
「また来るから、怒るなよー」
ケニーが、手の中の金額を俺に見せてくる。
お代の10倍以上ある。
そんなにマクローパフェ美味しかったか。
次からは、それぞれ一つずつマクローパフェを出そう。
あれでは足りなかったに違いない。
俺は、少し後悔して、心のメモにしっかり刻んだ。
マクローの仕入れを増やそう、と。
マクロー。
言葉の響きでマンゴーとお分かりかもしれません。