表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
♥「 セロ 」吟遊詩人の路銀を稼ぐ “ マル秘 ” 方法  作者: 雪*苺
【 吟遊大詩人の手品ショー ~ 手品でガッポリ大作戦!! ~ 】
5/25

♥ 1.噴水公園 5 / みかーーーーーーーーん!!!!


マオ

「 …………オレンジ??

  えと……ハンドクリームのいろが……みどり(グリ)いろ(ーン)からオレンジいろわった……ってことなのか?? 」


 マオもじょうきょういまいちつかめていないようだ。


セロフィート

「 そうおもいます?

  ようさかさまにしてください 」


マオ

「 はぁあ?!

  鹿うなよ!

  そんなことしたらクリームがちて、シーツがよごれてベタベタになるだろ!!

  るかよ!

  だれせんたくするとおもってんだ!! 」


セロフィート

だいじょうです。

  ワタシをしんじてください。

  ──じょしゅさん、ようさかさまにしてください 」


マオ

「 …………かったよ…。

  どうなってもらないからな!

  のシーツはあらわないからなっ!! 」


セロフィート

「 はいはい 」


 ハンドクリームでよごれたベタベタなシーツをあらことぜんりょくきょしたマオは、われたとおりにようさかさまにした。


 ────すると、ようなかからちてたのは、オレンジいろをしたハンドクリームではなく、オレンジいろをしたしそうなかんだった。


マオ

「 …………み……かん?? 」


 ようからちたかんは、ボテッというおとててまる(テー)だい(ブル)うえにある。


 さきほどまでは “ オレンジコール ” がれんされていたのに、かんたんこんは “ かんコール ” へとわった。


 げんれんするのをめてもらいたいと、マオはこころなかせつねがう。


マオ

「 …………なんようからかんるんだよ??

  なかはいってたハンドクリームはえたんだよ??

 なぁ、セロ!! 」


セロフィート

それってはじなになりません。

  じょしゅさん、せっかくです。

  かんかわいて、みなさんにけてください 」


マオ

「 ……え?!

  た、べる──のか?? 」


セロフィート

「 はい?

  かんべるためいました。

  ほんものかんであることしょうめいするにはみなさんにべてたしかめてもらうのが1ばんです 」


マオ

「 …………そ、そうなのか?

  そういうもんなのか??

  ………………ほんべてだいじょうなんだろうなぁ?! 」


セロフィート

あんしんしてください。

  さくじつったかんです。

  あじせいしょうきです。

 { ければマオもべてください }」


マオ

「 …………いや…(////)

  オ…オレはいいよ… 」


 やんわりとことわりつつ、マオは1かんかわていねいはじめた。


 わったかんかわちゃいろかみぶくろなかれる。


 れいかわけたかんったままのマオは、1ふさずつると、べたいのかまえされているてのひらうえにランダムにいていく。


 かんあやかれたラッキーなかんきゃくたちは、うえごくじょうがおで、1ふさかんくちれると、じっくりとかみめてあじわっている。


 どうやらセロフィートがってかんあじこうひょうらしい。


セロフィート

みなさんによろんでもらえて、ワタシもうれしいです 」


 しゅうがおしみきながら、そんなことう。


セロフィート

じょしゅさん、ようのフタをめてください 」


マオ

「 え?

  あ、あぁ…かったよ 」


 セロフィートにわれてようのフタをめる。


セロフィート

がとう、じょしゅさん。

  ──では、なたかワタシのわりにゆびらしてくださるかたません? 」


 また(また)セロフィートのけにたいして、かんきゃくたちげる。


 セロフィートがめいした2は、そばかすのげんそうなたんぱつしょうねんだ。


セロフィート

きみまえをワタシにおしえてください 」


そばかす少年

「 グリント!

  グリントゥクス・スタッシュだよ! 」


セロフィート

がとう、グリントゥクスくん

  ワタシのわりにゆびを3かいらしてください 」


グリントゥクス

「 うん!

  まかせてよ!! 」


 グリントゥクス・スタッシュはうれしそうに、ニカッとわらう。


 まえが1ぽんけているのがえたが、それはマイナスではなく、プラスになっていることにマオはいてしまった。


 まえが1ぽんけていることぎゃくにグリントゥクス・スタッシュのチャーミングポイントに1やくかっていることに、ほんにんれだけのまわりのひとたちいているだろうか?


 マオが1ようことかんがえているあいだに、グリントゥクス・スタッシュはゆびを3かいらしえていた。


セロフィート

じょしゅさん、ようのフタをけてください 」


マオ

「 いいよ… 」


 ていこうして、いちいちはんぱつするのをめたマオは、れたきでようのフタをけた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ