♥ 1.噴水公園 10 / 花弁が消えた謎
セロフィートを取り囲んでキャーキャーと黄色い声を上げて騒いでいる煩い女性達を背が低くて小柄なマオが強引に掻き分けながら進む。
マオ
「 おい、コラ!
何時迄喋ってんだ!!
何時迄オレに1人で片付けさせる気だよ!! 」
セロフィート
「 おや?
助手さん。
どうしました?? 」
マオ
「 何が『 おや? 助手さん 』っだ!!
さっさと話を切り上げて片付け手伝え!! 」
セロフィート
「 あぁ…片付け…です?
助手さん、お願いします♪ 」
マオ
「 『 お願いします♪ 』じゃ、ないわっ!!
好い加減にしろ! 」
セロフィート
「 助手さんが片付けを終える迄続けようかと… 」
マオ
「 あ゛あっ?!
何だってぇ?!
──って言うか、ショーは終わったんだから『 助手さん 』は止めいっ!! 」
セロフィート
「 はいはい。
──皆さん、ワタシの話し相手をしてくれて有り難う御座いました 」
ニコリ──と女性達に向かい微笑みながら手を振るセロフィートの姿に、取り囲んでいる女性達は世界の終わりを迎えてしまう様な途方に暮れる沈んだ表情で、セロフィートを見上げている。
マオ
「 愛想振り撒くの止めて、さっさと来いよ。
馬鹿っ!! 」
セロフィート
「 マオ……(////)」
ぷんすか!──と怒っている小柄なマオを見下ろす形になっているセロフィートは、満足そうに笑みを浮かべながら、女性達には目もくれずに離れて行くマオを追い掛けた。
セロフィート
「 ──マ〜〜〜オ。
拗ねないでください。
可愛いです♪ 」
マオ
「 拗ねてないよっ!!
『 可愛い 』言うなっ!
──ほらっ!
さっさと落ちてる花弁拾って帰るぞ! 」
セロフィート
「 ははぁ…。
花弁が無くなれば良いです? 」
マオ
「 は?
あ、あぁ…。
そりゃ、元通り綺麗になればいいけど… 」
セロフィート
「 分かりました。
では、マオ。
目を瞑ってください 」
マオ
「 はぁ?
目を瞑ってどうするんだよ?? 」
セロフィート
「 『 いいこと 』です♪
さ……、マオ 」
セロフィートは目を閉じる様にマオを促す。
マオ
「 『 いいこと 』だぁ?
何だよ?
『 いいこと 』ってぇ?! 」
マオはセロフィートが何故そんな事を言い出したのか意味が分からなくて、思わず顔をしかめる。
セロフィートに催促されたマオは仕方無く、半信半疑に目を閉じた。
一体何が此から起こるのか分からないマオは、少し不安を感じていた。
自分が目を閉じている間にセロフィートがバックレるんじゃないかという考えが脳裏に過る。
セロフィートならば、やりそうである。
傍から見ると、上を見上げて目を閉じているマオの姿は、キスを待っている姿に見える。
但し、両手で集めた花弁を入れている透明の大きなゴミ袋を持っていなければ──なのだが…。
風が吹いた気がした。
マオは自分の髪がフワリ…と風に靡いたのを感じた。
セロフィート
「 ──マオ。
もう良いです。
目を開けてください 」
マオ
「 …………何なんだよ… 」
マオの目の前には、白いシーツ,ハンドクリームの容器,茶色い紙袋を両手を持っているセロフィートが立っていた。
マオ
「 …………何持ってんだよ… 」
セロフィート
「 見て分かりません?
片付けです 」
マオ
「 ………は?
片付け……って言うか──、花弁は何処行った??
さっき迄確かに此処
花
──ほら、見
ちゃんと拾
マオは自
セロフィート
「 はい?
マオ、花
マオ
「 はぁ?
『 入
ちゃんと入
オレ、ちゃんと取
あれ?!
何
花
セロフィート
「 ふふふ…。
マオ、此
マオ
「 ………………あ、うん…。
──ってえ、丸
セロフィート
「 マオの丸
マオ
「 オレより背
セロフィート
「 背
フォークより重
マオ
「 あるだろ!
嘘
フォークより重
オレより力
セロフィート
「 疲
力
マオ
「 任
セロフィートは丸
マオ
「 あっおい!
待
──たく〜。
セロの奴
丸




