表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界を助けに行ったら草薙の剣と戦艦大和があったので私TUEEEします ~ミサカさまがいく~  作者: wok
海洋調査

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

54/78

第54話 石灰石鉱床

「なんだいこの下品な像は?」


タコとタコが絡み合っている像を見ながらナターシャは呟いた。


「ガラクタしかないにゃ」


「ときめく魔道具がないのじゃ」


私も祭壇の品々を見て回ったが、お宝と呼べるものはなかった。


「そうね、これはガラクタだわ」


奥を調べていたヴィヴィが叫んだ。


「奥に続く道があるよ!」


一同が集まり奥を覗き込んだ。


「これは坑道にゃ」

「昔、なにかを掘っていたと思われるにゃ」


ミケケは壁を叩いて坑道の安全を確認している。


祭壇で隠れていた道は奥へと繋がっていた。


壊れた荷車や朽ち果てたつるはしが散らばっている。


「慎重に進みましょう」


私はみんなに声をかけた。


◆ ◆ ◆


坑道は下に続いていた。しばらく歩くと白い岩肌の空間に出た。


白い空洞が広がっている。


「この白いものはなんでしょうか?」


レイナは私に質問する。


私は岩肌に触れてみる。そして確信した。


「石灰石です」


私は答えた。


「この白いのは石灰石というのですね」


レイナは初めて聞く言葉に戸惑った。


「石灰石は漆喰の家を建てるのに必要にゃ」


ミケケはレイナに用途を教えた。


「あ、漆喰の家なら知ってます!」


レイナは石灰石という概念を理解して満足そうだ。


「ここは石灰石を掘るための島だったのかな」


私は呟く。


「じゃあ、大した鉱脈じゃないのさ」


ナターシャが肩をすくめる。


「そうね。モクロ商会で銅貨1枚で売られていたわ」


とその時——


光り輝く欠片が目に留まる。


「これはなにかしら?」


白い岩肌にあった欠片を手のひらに乗せる。


神々しい光を放つ不思議な欠片。


「きっと、いいものなのじゃ」


カルラは目を輝かせる。


「そう?じゃあ……」


私はその欠片を回収した。


「目新しいものはないにゃ」


岩肌を見ていたミケケが戻ってきた。


「これ以上調べてもなにもなさそうなのさ」


隠し通路を探していたナターシャが戻ってきた。


私は少し考えて決断した。


「もう、なにもなさそうね」

「ナターシャ、帰還魔法をお願いします」


「あいよ」


そして、私達は入り口に戻った。


◆ ◆ ◆


大和、第一艦橋。


「みなさん、おかえりなさいませ」


ヤマトヒメが迎えてくれる。


「ただいま、ヤマトヒメ」


「なにか変わったことはあった?」


「島の瘴気がなくなりました」


「なら、問題ないわ」


私は頷いた。


「艦長、識別のためこの島の名前を命名してください」


「そうね。では、石灰島としましょう」


「了解しました。以後石灰島と呼称します」


「では、サロス近郊までお願いできるかしら」


「畏まりました。艦長」


大和はゆっくりと回頭しサロスへ向けて動き出した。


「みなさま、夕食を用意しております」


「今日の夕食はカレーです」


ヤマトヒメは微笑んだ。


「やったー!」


「やったのじゃ!」


こうして、石灰島での戦いは終わった。



続く

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ