表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界を助けに行ったら草薙の剣と戦艦大和があったので私TUEEEします ~ミサカさまがいく~  作者: wok
海洋調査

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

40/79

第40話 釣り大会

大和後部甲板。


「吾輩のご馳走を一杯釣るにゃ!」


ミケケはサビキ釣りを始めた。


猫耳族はサビキの仕掛けを好む。


ヴィヴィ、カルラ、レイナは投げ釣りを始めた。


「えい!」


ピューーーーーン


仕掛けは勢いよく飛んでいった。


穏やかな波の音。


やさしい海風。


潮の匂いが心地よい。


しばらくすると——


ミケケの竿がしなる。


「にゃ、にゃー!」


釣り上げると仕掛けにはアージが3匹かかっていた。


歓声があがる。


「やったにゃ~ アージは吾輩のものにゃ!」


ミケケはアージを釣り上げ興奮している。


「お見事です。ミケケさん」


ヤマトヒメはミケケが釣り上げたアージを手際よく処理していく。


私はヤマトヒメの手際の良さに驚く。


(無駄がないわ)


「お?うちの竿がビクビクしておるのじゃ」


カルラはリールを回し、獲物を釣り上げた。


見事なターイだ。


「どうじゃ!」


カルラは胸を張った。


「すごいわ。カルラ」


私はカルラの頭を撫でた。


「えへへ」


カルラは満足そうだ。


「あたしも負けてられないよ」


ヴィヴィが再度仕掛けを投げ入れた。


「私も撫でられたい」


小声で呟くとレイナも再度仕掛けを投げ入れた。


ミケケはさらにアージとサーバを釣り上げる。


ピチピチピチチッ


「にゃにゃにゃ~」


ミケケは大興奮している。


◆ ◆ ◆


ミケケが何匹か釣り上げた後——


しばらく、当たりはこなかった。


と、その時!


ヴィヴィの竿がしなる!


「あたしは——」


「釣りには自信があるんだ!」


リールを巻く。そして、竿を力の限り振り上げた!


ビチビチビチビチッ


甲板には、大きなブーリが跳ねていた。


「やったー!」


ヴィヴィは親指を立てた。


「やるじゃないのさ、ヴィヴィ!」


ナターシャが感心する。


「負けたのじゃ」


カルラが少し落ち込む。


ミケケがブーリを見つめ涎を垂らす。レディのたしなみはどこへやら。


レイナは羨ましそうに見つめている。


その後も、順調に釣れるもののレイナには当たりは来なかった。


「初めてだから、仕方ないわ」


私はレイナの肩に手をかける。


「そうですね」


レイナは少し寂しそうな顔をする。


午後三時。


「そろそろ終わりにしましょう」


私は手を叩いた。


その時——


レイナの竿がすこし反応する。


「ぁ……」


次の瞬間、強烈な引きがレイナを襲う!


レイナは体ごと海へ引きずられる。


「レイナ!」


私は駆けだし、レイナの後ろに回り抱き込むようにレイナの竿をもつ。


「ミサカさま」


二人で支えても海へとじりじりと引きずり込まれる。


「あぶないのじゃ」


カルラは私の後ろに回り、抱きつくような状態で私を支えた。


三人で支えて、やっと力が拮抗する。


三十分経過。


少しずつリールを巻けるようになった。


「姿が見えたら、あたいがなんとかする」

「もうひと頑張りなのさ」


ナターシャが声援をおくる。


「レイナさん、がんばって」


ヴィヴィは網を構えている。


「がんばるにゃ」


冷静さを取り戻したミケケはこちらを眺めている。


「もうひと頑張りよ、レイナ」


私はレイナを鼓舞した。


(今、ミサカさまに抱かれている)

レイナは顔を赤らめながらリールを巻いている。


「?」


(お姉さまに抱きついておるのじゃ)

カルラは満面の笑みで私を支えている。


一時間後。


海面に姿を現した。でかいマーグロだ!


「あとはあたいに任せるのさ」


そういうとナターシャは麻痺魔法をかけた。


そして、重力魔法で浮かせて、そのまま甲板に降ろした。


「ぉぉぉぉぉぉぉ!」


歓声があがる。


「私、やりました!ミサカさま」


「レイナ、よくやったわ」


私はレイナの頭を優しく撫でた。


満面な笑顔のレイナ。


「にゃ、にゃ、にゃー」


尻尾を振りまくり、興奮するミケケ。


「今日の一番はレイナさんだよね」


ヴィヴィはレイナに拍手した。


夕陽が海面を黄金色に照らす。


こうして、釣り大会は終わった。



続く

評価やレビューなどがあれば励みになります。

よろしくお願いします。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ