表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界を助けに行ったら草薙の剣と戦艦大和があったので私TUEEEします ~ミサカさまがいく~  作者: wok
海洋調査

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

39/78

第39話 濃霧のち晴れ

六月二日——


海は霧で覆われていた。


「速力微速」


「周囲に警戒してください」


私は指示を出す。


「了解です。艦長」


ヤマトヒメは神力を大和に注ぎ込む。


大和の速力が徐々に低下していく。


「これじゃ、桃姫島(プリンセスピーチ)は見えないね」


ヴィヴィは少し寂しそうな顔をする。


「この濃霧じゃ、しかたないのさ」


「あたいは部屋で魔導書でも読んでいるのさ」


ナターシャは艦橋を去っていった。


「あとは任せるにゃ」


ミケケも去っていった。


レイナは興味津々に窓の外を眺めている。


ヴィヴィとカルラは私の周りで遊んでいる。


大和はゆっくりと霧の中を北へ進んだ。


◆ ◆ ◆


六月三日——


霧が晴れる。


「水中に感あり!距離10000」


ヤマトヒメより報告が上がる。


魔導探信儀百式改が水中になにかをとらえたようだ。


「総員、警戒態勢!」


「取舵一杯!」


「針路、三〇〇!」


「戦闘速力!」


「各副砲へ徹甲推進弾装填!」


「目標、未確認水中群!」


私は号令する。


「了解しました、艦長!」


大和は速力をあげ、左に旋回。


副砲は右舷向けて旋回した。


艦橋に緊張が走る。


「敵影を水晶球に投影します」


ヤマトヒメが緊張した口調で言った——


「!」


「敵じゃないのさ」


ナターシャの表情が和らぐ。


「魚にゃ!」


ミケケの目が輝く。


ミケケが私に近寄る。


「ご馳走にゃ!はやく釣り上げるにゃ!」


ミケケの口から少し涎がこぼれている。


私はゆっくりと命じた。


「警戒態勢解除」


◆ ◆ ◆


「ミサカさん、魚釣りしようよ」


ヴィヴィが尋ねる。


「今日は魚を食べれる、のじゃ?」


カルラの首を傾げる。


「お魚いいですねぇ」


レイナは目をキラキラさせて私を見つめる。


私はしばらく考える。


そして口を開いた。


「そうね、息抜きも必要でしょう」


「ヤマトヒメ、魚群付近に針路をとってください」


「了解です、艦長」


大和は転舵した。


海には魚の影が見え始める。


「ヤマトヒメ、機関停止」


「バラストタンク注水」


私は命じる。


ゴォーーーー


バラストタンクへ注水が始まる。


甲板から海面までの距離が近づく。


「みんな、準備して前部甲板に集合!」


「今日は釣りを楽しみましょう!」


一同は了解の意を示した。


◆ ◆ ◆


前部甲板。


ヤマトヒメは割烹着に着替えて、魚をさばく準備をしている。


用意した机の上にはまな板、その横にポータブル冷蔵庫がある。


私は手を二度叩いた。


「では、今から魚釣りを始めましょう」


「ヴィヴィ、ミケケ、カルラ、レイナ」


「あなたたちは魚を釣ってください」


四名に釣り竿が渡される。


「私とナターシャは、皆さんの補助をします」


「今日の夜飯は魚料理よ!」


「釣って釣って釣りまくりましょう!」


「あたしの釣りをみせてあげる!」


ヴィヴィは竿を高く掲げる。


「魚は吾輩のものにゃ!」


「釣りまくるのじゃ!」


「やったことないけど、私、頑張ります」


そうして、釣り大会は始まった。



続く

評価やレビューなどがあれば励みになります。

よろしくお願いします。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ