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巨大大砲を撃ちたい!

昨日更新できなくてすみませんでした。

 夏の月 41日


 トラブルは突然やってくる。

 ノンと昼食を食べていると、天空城の見回りをしていたグリフォンの女性が、慌てて飛んで来た。


 「フラン様、レッサードラゴン3匹が接近してきます。友好的ではありません!」


 「レッサードラゴン?、ドラゴンと違うの?」


 フランの質問を聞いて、傍に控えていたブリムが落ち着いた声で話しだす。


 「レッサードラゴンは、ドラゴンの様な魔物です。知性がないので、会話をすることが出来ません。ですから、説得するのは無理ですね」


 「強いの?」


 「強いです。ですが、心配は要りませんよ。グリフォン族とフラン様がいます、負けは絶対にありえません」


 「えっと、僕はどうすればいいかな?」


 「ドラゴンの咆哮で、逃げていくと思われます」


 「じゃあ、追い払ってくるよ」


 フランとブリムの会話を、聞いていたノンが大声を出して引き留める。


 「それはダメです!。相手は敵ですよ?、追い払うのではなく撃退しないと!。フラン様が相手をするほどの相手ではありません、我々に任せてください!!」


 「……………………ノン、巨大大砲の使用は禁止」


 指摘されてノンは横を向き、目を合わせないようにして返事をした。

 

 「わかりました~、気を付けます。でも、緊急事態の時はいいですよね?」

 

 「こっちを見ろ!。ノンは、巨大大砲を使いたいだけだろ?。あれが暴発すると、被害が出るから止めて!。また、グーに怒られたいの?」


 「1回だけお願いします!、試し打ちがしたいんです。強度の心配は要りません、今回は大丈夫ですから」


 必死に話すノンを見て、ここで止めても無駄だと気付く。


 (止めても理由を作って、必ず使用するだろうな。それなら、認めた方が大人しくなるかな?)


 「わかった、1回だけだよ?、その後は僕がドラゴンに変身して撃退するから」


 巨大大砲の発射準備をしていると、攻撃態勢のレッサードラゴンが飛来して来た。

 緑色の小さなドラゴンの様な姿をした、レッサードラゴンが鋭い爪で襲い掛かる。


 「方位良し、角度良し、ノン様、いつでも撃てます!、撃ちますか?」

 

 「まだです!、もっと引き付けて!!、……………………撃てーーー!!」


 前回と違い、大爆音を上げた巨大大砲は壊れることなく、砲弾を発射することに成功した。

 近づきすぎたレッサードラゴンは、砲弾が直撃して消し飛ぶ。

 ノン達は成功を喜び大歓声を上げるが、それを打ち消すように、仲間を倒された怒りの咆哮が響く。


 『グギャオーーー!!、グルゴァーーー!!』


 「グリフォンのみんなは、危ないから下がって!!。後は僕に任せて!!」


 (クイーン、チェンジ!)


 「さてと、ドラゴンに変身するか」


 覇気に満ち溢れたドラゴンが現れると、レッサードラゴンは威圧感に怯えだす。

 

 『クキャーーー』

 


 怯えながらも情けない声を出して、真紅の巨大ドラゴンに襲い掛かる。


 「グギャーーオーー!!」


 咆哮と共に繰り出した尻尾の薙ぎ払いで、全てのレッサードラゴンは消し飛ぶ。




 夏の月 45日


 そろそろ、ヤーサとグーが帰ってくるため、フランが出迎えの準備をしていると、夕方ごろに帰って来た。

 ヤーサはフランを見つけると、飛びついてきて離れようとしない。


 「旦那様、ただいま戻りました。寂しかったです~」


 「ヤーサ、お帰り。体は大丈夫?、……………………」

 「グー、お帰り。今からバーベキューにするから、肉を焼いて食べよう!」


 フランの近くに来たグーに声を掛けると、嬉しそうに話し出した。


 「ただいまです。お肉の事を覚えていてくれたんだ、嬉しい。すぐ食べたい!」


 少し残った砂漠地帯で全員が集まり、バーベキューが始まる。

 食料の買い出しをグリフォンのみんなに任せたら、馬肉しか購入してこなかったので、フランは畑で取れたトウモロコシを焼いて食べていた。


 「旦那様、今回実家に帰ったら、お祝いと酔って迷惑をかけた弁償の意味を込めて、山をもらいました」


 「山?、ヤーサ断っても良かったんだよ?」


 「ただの山ではありません、オリハル鉱山をもらえたのです!」


 オリハル鉱山と聞いたツンが食べている物を投げ捨て、ヤーサに詰め寄り興奮して話しかけた。


 「ヤーサ様、今オリハル鉱山と言いましたよね?、あの鉱山をもらえたのですか?」


 「ツン、急にどうしたの?そんなにすごいの?」


 「すごい?、そんな言葉で済むような鉱山ではありません。鉱山の聖地ですよ?、普通の石が珍しいくらい、希少鉱石しかない鉱山なんです!!」


 「えっ、そんな鉱山をもらっていいの?」


 「旦那様、問題もあります。価値の高い鉱山だから、奪い合いが激しくて、争いの絶えない鉱山なんです」

 「今は、竜王のお母さまが所有する事で、争いを抑え込んでいましたが、他の竜王も狙っているため、いつ戦争になるか分かりません」


 「面倒な鉱山を押し付けられた?」


 「そうとも言えますね?」


 フランとヤーサは大きなため息をつく。 



 

 次回予告

 「先輩、ツンさんが興奮してうるさいです」

 「どうしよう?」

 「とにかく、オリハル鉱山に行きましょう」

 「それがいいね、ツンが暴れだす前に行こう」

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