ヤーサとグーが実家に帰る
フラン旅行記 121日目 1年目 夏の月 35日
ヤーサとグーが実家に帰っているので、久しぶりに旅行記が書ける。
いつもの夜はヤーサたちが必ず部屋にいるので、1人で過ごすことは無く、旅行記が書けなかった。
実家に帰る前に、「私が留守のときに、旦那様の部屋に行ってはダメです!」と、ヤーサが全員にくぎを刺していったので、今日の夜は部屋に誰も居なかった。
初物スイカを食べた日から、ヤーサとグーが体調を崩してしまう。3日が過ぎても良くならないどころか、ポラン、ノン、ブリムも体調不良を訴えてきた。
最初はスイカが原因だと考えたが、もしやと思い詳しく調べると、妊娠している事が判明する。
……………………お父さん?、えっと実感がないけど、僕がお父さんになれるの?。
やったーー!!。現実世界では、縁が無いと諦めていた結婚と子供が出来た!!。
異世界に来て良かったーー!!。
妊娠が分かると、ヤーサは狂喜して大声で泣き崩れる。その後、大切そうに何度もお腹を触っていた。
グーは子供が出来たことを喜んだが、母親になるのが不安で今後を心配してる。
ポランは姉たちに祝福され、嬉しそうに照れ笑いを浮かべて戸惑っていた。
ノンとブリムの妊娠が分かると、グリフォンとメイドのみんなが盛大に喜んで騒ぎ出す。
グリフォンのみんなは泣きながらノンを、胴上げをしようとして怒られていた。
メイドたちと、ギル、ツンは宴会を始めて、朝まで飲み明かして騒ぐ。
大工職人のラミアたちは、早くも子供のゆりかごとベットを作ってくれる。
妊娠したことを手紙でお母さまに知らせると言うので、大切なことは手紙ではなく、直接知らせた方がいいよとヤーサを説得した。
結局、ヤーサは少し嫌そうな顔をしたが、グーと一緒に帰ることになった。
グーは最後まで、実家に帰るのは嫌だと言い続けたが、好きな食べ物を用意して、帰りを待っているからと話したら、肉が食べたいと言って帰っていった。
帰ってくるのは、10日後を予定しているらしい。
フラン旅行記 125日目 1年目 夏の月 39日目
ヤーサとグーが居なくて寂しい、早く帰って来ないかな?。
今日は、グリフォンのみんなと城造りの仕事をした。
大工職人のミナとデシ―が設計図を描いたが、グリフォンたちは独自に設計図を変更して要塞化を進めている。
ミナとデシ―は、止めてくれと注意したが無視される。戦闘種族のグリフォンたちは、城と言えば要塞以外有り得ないと考えているため、説得しても無駄だった。
城の石垣を作っていると、ノンが「携帯用の大砲を作ってみました」と言って、バズーカ砲の様な物を持ってくる。
一目で危険物だと分かったので、没収しようとしたがノンは「大丈夫です」と、空に向かって発射した。
爆発音と共に、空に花火が打ちあがる。
ノンは「威力が足りない失敗作です、もっと改良して破壊力を強化します」と残念がっていた。これは夜の花火として使えるからと、話したが分かってもらえない。
夜、花火を知ってもらうために全員を集めて、夜空に向け大砲を撃つときれいな花火が夜空に広がる。
歓声が上がる中、一番驚いていたのはノンたちグリフォンのみんなだと思う。兵器として作った物に、意外な使い道がある事が分かり驚愕していた。
今度は、巨大大砲で試してみたいと目を輝かせていたが、絶対に失敗するから止めてくれと必死に止めた。
次回予告
「先輩、帰って来たようですよ?」
「本当に?、良かった~」
「ノンさんが巨大大砲の花火を、祝砲として撃つらしいですよ?」
「!?やっぱり、止めても無駄だったか」




