母が来ます
母が来ると知ったグーは、パニックになり、飛んで逃げようとするが、尻尾をヤーサに掴まれているので、逃げられない。
「お姉さま、離してーー!!」
「グー、逃げても無駄ですよ。余計に怒られるだけです。天空城は完成していませんが、以前と比べて格段に良くなってますから、大丈夫でしょう」
「お姉さまに手伝ってもらった事が、ばれたら怒られる~」
何とか逃げようとするグーだが、ヤーサの力が強くて逃げられない。観念したのか逃げなくなったが、いじけてしまった。
「ねえ、ヤーサ。初めてお母さんと会うけど、どんな人?。やっぱり怖い人なの」
「完璧主義者のお母さまは、怖いというより厳しい人ですね。感情ではなく、論理的に怒る人です。ですが最終的に、お母さまは論理的ではなく、暴力的に問題を解決します」
「旦那様、私とグーはお母さまと会う準備をしますので、他のみんなを非難させてください」
(みんなは、どこにいるかな?。とりあえず、畑と城の建設現場に行ってみよう)
ヤーサたちと別れて、畑に向かうとカーバンクルの女性たちが全員いた。
砂漠に畑を作る大変さと比べたら、今はヤーサが植樹した森の木々に囲まれて、農業をするのが楽しそうに作業をしている。
「ポラーーン!!。緊急事態だから、早く非難して!!」
フランに声を掛けられたポランは、意味が分からず立ちすくむ。リンは誰よりも早く動き出す、畑にいた全員を集めると、避難小屋として作ったログハウスに逃げ込んだ。
ポラン達の非難を確認すると、城の建設現場にフランは向かう。
建設建設現場に近づくと、天空城のシンボルになる予定の巨大大砲が見えてくる。
グリフォン族は、ドラゴンに勝てる数少ない種族で、獰猛な戦闘種族だと、ポランが話していた。
そんな彼女たちに、戦艦の話をしたら、天空城には主砲となる大砲が、必要不可欠だと盛り上がる。
止める間もない速さで、巨大大砲が造り出された。ノンが言うには試作品のため、威力に砲身が耐えられず、吹き飛ぶために使用は出来ないそうだ。
城建設よりも、巨大大砲を完成させるため、グリフォン族のみんなは研究を熱心に進めている。
ノンを探していると、慌てたブリムが走ってきて、大声を出す。
「フラン様!!、来ます。まもなくです」
「グリフォン族、ノンに知らせよ。ムーチャシー様がいらしゃると」
グリフォン族のみんなが慌てだすと、遠くの方から咆哮が鳴り響く。
咆哮が聞こえた方を見つめた、ブリムが叫ぶ。
「グリフォン族は、ヤーサ様の許可が出るまで隠れていなさい。ムーチャシー様が到着なされた」
次回予告
「先輩、グーさんはもちろん、ヤーサ様もお母さまが苦手なんですか?」
「たぶん、ヤーサがあんなに緊張してるんだから」
「結婚の挨拶とかした方がいいですよ?」
「!?、そうだね。挨拶してくる」




