池と畑が完成。あと、裸婦像も
フラン旅行記 16日目 1年目 春の月 20日
(天空城建設日記 5日目)
今日から、カーバンクルの女性たちが加わる。ドラゴンンのグーによる強引な勧誘だったので、怯えていて可哀想。少しでも早く打ち解けるために、歓迎の宴を開く。
宴の時、歌って騒ぐギルと楽しそうに会話をしていたので、だいぶ打ち解けたと思う。
彼女たちの住居は、ログハウスを予定していたが、止めて僕たちと同じ、スキルで作った宿にする。
理由は、砂漠での建設作業をするのは重労働だし、お風呂やトイレなどの内装を作るのが、想像以上に大変だったから。
内装のしっかりとした宿で僕たちが暮らし、何も無いログハウスで、彼女たちが暮らすというのは、ダメだと思う。絶対にダメ。人として、ダメ絶対!。
「宿には食料もあるので、農地は要らないのでは?」と、ツンに指摘される。ツンの言う通りだが、スキルで作成した宿は使い捨てで、1日経過すると消えてしまう。そのため、僕がいないと衣食住に困ってしまう。
僕がいなくても困らないように、農地と住居は必要だと思うから、諦めずに作って行こう。
フラン旅行記 17日目 1年目 春の月 21日
(天空城建設日記 6日目)
広い穴を掘る作業が完了した。水漏れ防止のため、壁と床を固めるセメントが欲しいと言われたので、運んでこよう。
ギルは彫刻家でもあるので、木像と石像を作ってもらうことにした。天空城に相応しい像が欲しいとお願いしたら、なぜか女性の裸婦像を作り出す。
胸の形にこだわりがあるらしく、熱心に説明されたが、良く分からない。とりあえず、大量に作成してもらう。ただ、リアルな像なので、置く場所に困る。
フラン旅行記 20日目 1年目 春の月 24日
(天空城建設日記 9日目)
熱い砂漠の中で、苦労したが遂に畑が完成した。
土運びの仕事をグーは嫌がっていたが、最後までサボらずに頑張った。褒めてくれと言うので、大滝のワインを汲んできたら、上機嫌で飲んでいた。
畑では、スイカ、トマト、ナス、ピーマン、トウモロコシを育てることに。
畑の日除け以外に、運動会などで使用する、大型テントの様な物を作ると、みんなに喜ばれた。
大きな鳥が、グーのお姉さまからの手紙を持ってくる。内容は、明日こちらに来るそうだ。
翌日、グーよりも大きな銀色のドラゴンが飛んでくる。
お姉さまに会う前に、注意する事があるとグーが話しかけてきた。
「お姉さまは、基本やさしいが激情家なので、注意する事。特に、自分より弱い男が大嫌い、近づいただけで、殺されるから。家族以外で近づいて、生きている男はいないんだよ」
「えっ、そうなの?。じゃあ、僕は女性の姿をしているね」
「ドラゴンの目は全てを見抜くから、無駄だと思う。サブキャラやステータスの事も、全て見抜かれるよ」
「…………どうしよう?」
悩んでいると、グーが微笑みながら、フランの肩を優しく叩く。
「フランは大丈夫、お姉さまより確実に強いから。それより、お姉さまに気に入られた時の方が、心配かな」
「どういう意味?」
「激情家のお姉さまが、男性に初恋をしたら、……………………嫌な予感がするよ」
スキル「宿創造」の、1日の使用回数は10回で、宿は10人宿泊できる。
また、100人宿泊できる宿を5回、1000人宿泊できる宿を1回使用できる。「極上の温泉宿創造」は、3日に1回使用できる。
次回予告
「先輩、新しい人手は2人だけですか?」
「いや、後からたくさん、来るらしい」
「とりあえず、お姉さまの存在が怖いです」
「怖いなら、隠れていたら?」




