お母さんは怒っています
自称天空城の柱に軽く触れると、あっさりと崩壊。
「あーー!、わたしの天空城を壊した!!。壊した責任を取って、豪華な天空城を作ってくれるよね?」
(しまった、詐欺だ!!)
「新しい天空城は5階建てで、金とか宝石でキラキラした感じがいいな~。あと、噴水とか花畑も欲しいな~。それと、砂漠に池が欲しいし、森とか川があるといいな~」
「この、ばかドラゴーーン!!」
ドラゴンの姿に変身して、グーにブレスを吹く。
「豪華な天空城は、自分で作れ!!。お前なんかもう知らん、帰る!!」
「まって、まってよー。ごめん、冗談だから~。私の話を聞いてよー」
引き留める声を無視して帰ろうとすると、グーが体にしがみついて離さない。
「はーなーせー!!」
「いーやーだー!!。せめて、これを読んでー」
全力でしがみついてくるグーが、手紙を差し出してくる。
読むまで離さないだろうから、諦めて手紙を読むと、母からの手紙のようだ。
グー、仕事はしていますか?。ゴロゴロと何もしない毎日を、過ごしてはいませんよね?、母は心配です。
あなたは昔から働くのが嫌いで、仕事をサボってばかりでしたね。今は違いますよね?、まさか仕事をしないで、ぐうたら生活をしていませんよね?。母は、とても、とても心配です。
何度も言っていますが、ドラゴンの誇りは『勤勉』です。怠け者など、ドラゴンの恥です。睡眠は1日、10分。食事は、1年に1回で十分ですから、仕事をしなさい。
それと、バラック小屋以下の、ポンコツな物は片付けましたか?。あんな物が天空城などと、母は認めません、絶対に認めません。
グーは、母の自慢の娘です。次に会ったときは、感動的な天空城を母に見せてくれますよね?。母の思いが分からないのなら、攻撃しますよ。
全力で攻撃しますよ。
1年後に、少し暇が出来そうなので、会いに行きます。
母 ムーチャシー・ターラより 怒りを込めて
「お母さん、凄く怒っているね。真面目に仕事をして、立派な天空城を作らないと危険だと思うよ」
「それは分かっているから、天空城を作ってほしいの~」
「自分で作らないと、意味がないよ。とにかく僕は帰るから」
未だに気絶しているポラン達を連れて帰ろうとすると、グーがドヤ顔で話す。
「お母さまが暴れだしたら、国が2個位簡単に消滅するんだよ!。フランはそれでもいいの?」
(それは、…………だめだ。このままでは、確実にお母さんドラゴンが暴れて、国が消滅する)
「わかった。お母さんの納得する天空城を作るよ、グーも手伝ってね」
「やだ!。仕事するのいや、働いたら負けだもん」
「正座!!」
ただいま説教中…………
3時間経過
「僕と一緒に天空城を作りますよね?」
「がんばります、怠けてごめんなさい」
説教が効いたのか、落ち込んだ様子のグーが小さなな声で話す。
(旅行は一時的に中止だな。明日からは、天空城造りかー。よし、こうなったら、最高の天空城を完成させて、お母さんを驚かそう)
次回予告
「先輩、旅行を中止して、天空城造りですか?」
「国が消滅するのは、だめでしょう」
「ポラン、ギル、ツン、それとグー。何とか1年以内で天空城を完成させるぞーー!!」
『おーー!!』




