サンマが川にいる!?
フラン旅行記 9日目 1年目 春の月 13日
一晩経過すると、ギルの体調がよくなり、ツンも精神的ショックから回復して、朝から元気。
二人を置いて、町の近くにある川に、行こうと考えていたが、元気になったので全員行くことに。
悪路を馬車で揺られながら、1時間位移動すると川に到着。
川?、…………大河!!。長江レベルの大河が流れていて、水の流れる音がすごい。
とりあえず、釣りをする事にしたが、ギルとツンは興味がないので、大河で遊ぶことに。
「向こう岸まで、泳いでくる!」
ギルが大河に飛び込もうとしたが、ツンに止められ、正座で説教される。
釣りを開始すると、ポランの幸運力のおかげか、カツオが釣れた。…………カツオ?、川でカツオ?。
川釣りでカツオが釣れた事に、混乱していると。
「重いです~~!、助けてーー」
ポランの竿が手元近くまでしなり、必死に魚と格闘しているので、二人の力を合わせて釣り上げる。
サンマ!?、2メートル位のサンマだ。…………カツオとサンマは、川魚だっけ?。…………異世界の大河にカツオがいるなら、海は何がいるのだろう。
理由はともかく、魚が手に入ったので、料理をすることに。ギルが優勝賞品を辞退したら、町から肉と野菜をもらえたので、芋煮会をすることにした。
サンマを焼いていたら煙に誘われて、白くま以上に大きいクマが、三頭現れこちらの様子をうかがう。
殺気のこもった目でクマを見つめ、ポランがつぶやく。
「おいしそう」
クマはガタガタと震えだして、直立二足歩行で猛然と走り逃げる。陸上選手の様な、きれいなフォームで走るクマを見てポランが聞いてきた。
「追いかけます?、クマ鍋おいしいですよ」
「やめなさい。今日は、魚と芋煮で我慢して。お肉もあるから、クマは要らない」
料理が完成するまで、ギルは熱心に大河の絵を描く。こっそりと絵を見ると、自然と涙が流れる。
ギルの絵は素晴らしく、心をつかんで離さない。
変なエルフと思っていたが、画家としての実力は驚異的だと思う。
フラン旅行記 10日目 1年目 春の月 14日
朝から大雨がすごい、馬車で移動するのは無理なので、宿で一日過ごす。
暇になり、ゴロゴロとソファーでくつろいでいたら、ポランが大量の女性下着を持ってくる。
「ポラン、何その下着の山は?」
「先輩のために、町で購入しておきました。せっかくの暇な時間なので、着てみましょう」
「やだ。僕は男性だから女性下着はやだ!」
「ダメです!。先輩の女性キャラたちは、スタイルがいいんですから、下着を着用しないとダメなんです」
「え~、やーだー」
女性下着を身に着けたくないと、ポランに抗議していたら、ギルとツンを味方にして、女性下着を着用しろと迫ってくる。
結果、夕方まで下着の着せ替えをさせられる。ネコマには縞々が似合うとか、ピンクより青が似合うとか、大変だった。スケスケの下着とかもあり、ポランのセンスを疑う。
次回予告
「先輩、ついに目的地に到着ですね?」
「たぶん、あれが目的地かな?」
「!?」




