お酒はゆっくりと飲みましょう
晴天で、トラブルもなく、宿を出発して二時間くらいで、カターイ町に到着。
カターイ町は、レンガ造りの小さいな家と、レンガを焼く窯が多数ある町だった。町では、年に一度の祭り最終日だったらしく、人が多く活気がすごい。
祭りに参加する事にしたが、お金が無いので、フランとポランは魔物の素材を道具屋に売りに行くことになり、ほかの二人はイベント会場に向かう。
町の中央広場に特設された、混雑しているイベント会場で、メガホンを使用し司会役らしき女性が、大声を出す。
「まもなく、本日のイベント参加者の受付を終わりまーす」
「まず、余興イベント『ビールでぴょん♪』ジョッキ10杯のビールを飲み、なわとび100回。一番最初に達成した者が優勝です」
「優勝賞品は、なんと!。ビールの大樽5個です。さあ、参加者はいませんか?。締め切りますよー」
「やりまーーす!!」
ギルが、大きな声で、片手をあげて元気よく答える。
「おっと。参加者一名追加です!!。続きまして、メインイベント『レンガをくだけ!!』レンガの名産地、カターイ町産レンガを10分で、何個破壊できるのか?。破壊した数の多い者が優勝です」
「優勝賞品は、なんと!。虹色鉱石です。さあ、参」
「はーい!、はーーい!!。やるーー!!」
司会者に両手を大きく振って、猛烈にツンがアピールする。
「おっと。参加者一名追加です!!。しかも、女性!。レンガを破壊する道具は、何を使用しても大丈夫。ですから、女性の参加者も大歓迎。他にいませんか?」
「ビール、ビール、ビール、…………」
「虹色鉱石、虹色鉱石、虹色鉱石、……………………」
ギルとツンが、異常なまでのやる気(殺気)を出していると。
「さあ、余興イベントの開催でーす。参加者は、124名です!!。みなさん、指定のビールジョッキを持ちましたか?」
「それでは、スターート!!」
司会者の掛け声で、ビールを飲み始めるが、参加者全員がゆっくりと、味わうようにビールを楽しむ。
そんな中ギルと、体格のいい中年の男が空気を読まず、2分位で10杯飲み干す。
「こらー、やる気をだせー!!。おーっと、二人ほどすごい速さで、飲み干したーー!!。残るは、なわとび100回、優勝はこの二人で決まりか!?」
「両者共に、回数が50回に近づき、苦しそうに顔をゆがめています!」
「酒飲みの意地を見せてやる!!。必殺、二重とびーー」
「あー!、中年男性ここで、勝負に出た!!。すごい速さで、回数を重ねていくーー」
「一方、女性選手はマイペースを維持しています」
「男性選手の動きが止まったーー。大丈夫か?、苦しそうに口を押さえて、戻すのか?、戻しちゃうのか?。戻せば失格ですよ~~」
「耐えろ!。たえ…………られなーーい。リバースのため失格です!」
「女性選手は、何度もリバースの危機を乗り越え、90の大台に乗りましたー!!。あと10回、頑張れ女性選手!!」
「みなさん、女性選手に応援をお願いします!。あと、5、4、3。あーー、ついに限界か?。口を押え、動きが止まった!!。あと2回、がーんーばーれ~」
「あと少し!、あと少し!、あと少し!」
「会場中から、声援が送られています!!。…………おーっと、動き出した!。限界を超えて気合いで動ーく。2、1、0.ゴーール!!」
「女性選手優勝です。…………あれ?大丈夫ですか?…………大変です、救護のみなさーん、直ぐに助けてください!!」
優勝はしたが、ゴールと共にリバースをして、ギルは意識を失った。
今回の、ジョッキの大きさは、1杯=1リットル位です。
10リットルのビールを飲み、なわとび100回をギルはしたのです。
次回予告
「先輩、ツンさんが怖いです」
「殺気立ってるね。『近づくな危険!』」
「ガタガタ、ブルブル」
「ポラン、とりあえず、食べ歩きでもしよう」




