お風呂場での会話
料理が出来上がり、食事を開始すると。
「ねえ、宿を作り出すってすごいよね!。どんな魔法を使ったの?」
「魔法じゃないよ、スキルで創造したんだよ」
「スキル?、魔法じゃないの?。スキルと魔法の違いがわかんない」
「ギルさん、そんな事もわからないのですか?」
ポランが、あきれた顔で話す。ギルは笑顔で大きくうなずき、ポランがため息をつく。
「スキルは、一日の使用回数が決まっている。けど、魔法はMPが無くならない限り、何度でも使用出来るんです」
「へぇ~しらんかったー」
『はぁ~』
笑いがたえなく、ゆかいな時間が過ぎ去る。
食事の後、ギルが突然、みんなでお風呂に入ろうと言い出す。
「やっぱり、友好を深めるには、お風呂が一番!!。なので、みんなで入ろう。あっ、フランも一緒にね」
「ギルちゃん、何を言ってるんですか?」
「私は、別にかまいませんけど。でも、お風呂場はそんなに広くないですよ、4人だとギリギリかな?」
「あの、僕は男ですよ。一緒に入るのはまずいと思う」
ギルが、ペタペタ、ムニュムニュと体を触ってきて。
「やわらかーい、フランは間違いなく女性♪」
胸に顔を押し付けて、喜ぶギルを見てイラッとしたので。
(メインキャラ、チェンジ!)
「あ~!、ちょっとなに男に変身してるの?。フカフカ、ムニムニを返せー」
男に戻った僕に、ギルは強く抗議したが、ツンのケリによって、おとなしくなる。
「そんなに、フカフカ、ムニムニが好きなら自分のを触ってなさい!」
「や、やめれ~~」
ツンがギルを叱る声と、悲鳴が宿の中にひびく。
「すみません。ギルちゃん、男性が女性を触るのはダメだけど、女性が女性を触るのは問題なし。と、考えてまして…………」
「もちろん、何度も注意をしてるんですが」
「大きなフカフカ、ムニムニに触れるのは、女性の特権!。あっ、小さいサイズも、す、て、き、♪」
ツンの往復ビンタが、ギルを襲う。
「ぐふぇ…………。そんな事するなら、おしおきだ~」
ツンの胸に手を伸ばそうとするが、強めの往復ビンタを受けて、完全沈黙。
「すみません、すみません。ギルちゃんは、大きな子供と思ってください。まともに相手をすると、疲れますから」
「ワタシは、女性姿のフランさんならかまいませんよ」
男性の僕だけど、女性の姿をしていれば、気にしないとみんなが言う。僕も毎日サブキャラ女性の姿をしているので、女性たちと入浴しても…………。うん、まっいいか。
結局、全員で入浴することに。
「は~、最高の湯加減、痛めたケツにしみるけど。あっ、一曲歌おう!」
「やめなさい!!」
「え~、ツンちゃんつまんな~い。あれ、ツンちゃん太った?」
ツンが手おけを持ち、全力でギルをたたく。
「ぐひょえ~~…………。ま、まだこれしきで、ボクは止められないー!!」
殴られても元気なギルは、ポランを触ろうと近づく。
飛んできた手おけを受けて、ダウンしたと思ったが、まだまだ元気。
「ねえフラン、小さい女性に変身してくれない?。小さい女性も、みたーい」
(キュー、チェンジ!)
「ちょと、何してんの。せまい!。フッサフッサの、しっぽが邪魔!。しかも、九本!」
「フギャ…………しっぽで叩くのは………………いい!!。もっと、もっと、ボクを叩いてーー」
お風呂場で、これ以上さわぐのはダメだと思い、浴室から脱出する。
脱衣所で着替えていると、ギルの下手な歌が、お風呂場にひびく。
次回予告。
「先輩、朝からうるさいエルフがいます」
「もう、なれたよ」
「えー私はまだですよ」
「基本、ツンが止めてくれるから」
「本当ですか?」
「たぶん」




