異世界旅行、フランとゆかいな仲間たち!~プロローグ~
宝くじ1億円当選!!
アルバイト店員の主人公に奇跡がおきた。
主人公、1億円を、ためらう事なく、全額ゲ-ムに課金する。
そんな、主人公に不運が襲い掛かる。気が付くと異世界に飛ばされ。
ここはどこ?
異世界旅行物語。
2050年の日本では、ゲ-ムの主流はVRゲ-ムとなっている。その一方でVRではない、普通のオンラインゲームは衰退していた。
大手ゲーム会社が『VRではない』オンラインゲ-ム最後の作品として制作されたのが、「ドラゴンだよわっしょい大作戦」、通称D.W.Dというオ-プンワ-ルドゲ-ムである。
このゲ-ムの最大の特徴は、圧倒的なキャラクターメイキングであり、職業は3000種類(職業のレベル限界は、ノ-マルが10、レアとUSR職業が5)種族の数は1000と多くの種類がありプレイヤーの選択する自由度が高い。最大レベル100までの間に、職業や種族のレベルを上げていくが、自由度の高さからオンリーワンのキャラクターを作成出来た。
D.W.Dでは、メインキャラのほかに、サブキャラを作成する事が出来るが、課金する必要があり1キャラクター、500万円という大金が要求された。
キャラクターを課金してまで、作成する利点は3点ある。
①メインキャラとサブキャラのチェンジはいつでも、どこでも可能なため、物理特化のメインキャラが戦闘時、敵が物理無効だった場合にキャラチェンジをして、魔法特化のキャラで対応できる。
また、HPとMPは、キャラごとに独立しているため、メインキャラが瀕死の時にHPとMPが満タンのキャラにチェンジする事で、死亡率が格段に下がる。(サブキャラが死亡しても、メインキャラが無事ならゲ-ムオ-バーにならない)
②戦闘メインのキャラとサポートメインのキャラを使い分けることで、冒険をするのが楽になる。
③USR職業の中から、一つ選んで修得できる。
500万円の課金は大変だが、メリットが大きいために、熱狂的なプレイヤーはサブキャラクターを1体は持っていた。
24歳男性アルバイト店員、趣味はゲームと旅行、日記を書くこと。田中太郎は、D.W.D愛好家ではあったが、金銭的に余裕がないためサブキャラを持つことができなかった。
そんな彼に、奇跡が起きた。宝くじ1億円の当選である。
1億円という大金を手に入れた太郎は迷わず、全てD.W.Dで課金しサブキャラ1~20という20体ものキャラを手に入れた。
太郎のメインキャラは男性であったが、サブキャラは全てビジュアル重視の美女キャクターとして作成された。
その後、太郎はアルバイトを辞めて家に引きこもり、美女サブキャクター20体を育成する事に夢中になり、約半年が過ぎた。
「あ~も~…やる事がなくなったな~…全キャラ育ちきったし、装備も完璧、ボスドラゴンは倒したし、やるこないな~」
「そうだ!絶景ポイントを巡る旅に出よう!」
太郎が仕事をしないで、D.W.Dに夢中になっていると外が暗くなってきた。外を見ると黒雲が空を覆っているため、今にも雷が落ちそうな雰囲気がある。
「やばいな雷か、コンセント抜かないと」
ゲ-ムを終了して、コンセントを抜こうとしたとき。
雷鳴が鳴り響き、強い衝撃が太郎を襲い、何が起きたのかもわからないまま、意識を失った。




