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Last Xmas

作者: 高坂時雨

こんにちは!

高坂時雨です!


なんと、連続で投稿することになりました!


深夜上げた灯雪は読みましたか?

今回はだいぶ話が違う感じになりました。


ぜひ読んでください!


街中ではイルミネーションが輝き始め、人々はスマホで写真を取り出すような頃、とある都内の病室にベッドに寝込む若い男性とその横で手を握りながら男に話しかける若い女性がいた。


天藤大輝と星野時雨、2人は付き合って2年目になる仲良しカップルだ。

本当なら、今頃、2人は先程のイルミネーションを眺めてるはずだった。


2人は都内の私立高校に通う2年生で、駅からスクールバスで通っている。

2人はそのバス停で知り合ったのだった。


うーん、まだかな〜。

2人は駅のバス停に待ち合わせをしていて、時雨は、大輝が来るのを待っていた。


「よ!お待たせ」


「うわ!」


大輝は最近地味に影が薄いため、こうやって後から話しかけられるとみんなびっくりする。


2人は歩き出した。

イルミネーションまでまだ6時間くらいある。

2人は、近くのデパートで時間を潰す。


だが、デパートに向かう途中に事件は起こった。


テンションがめっちゃ高い時雨はデパートが見えてきたら、信号が、青になると大輝の手を引っ張りながら走り出した。


「時雨!危ない!!」


突然、乗用車が信号無視をして猛スピードで走ってきたのだ!

車はもう目と鼻の先!

大輝は時雨を庇うと、思いっきりはねられた。

この時間には珍しく2人以外誰も横断歩道を渡らなかったため、被害者はこの2人だけだった。


時雨は幸いにも擦り傷や打撲で済んだが、大輝は頭から大量の出血や肩の損傷、その他もろもろ非常に痛々しい怪我をした。

大輝は意識を失っていた。


時雨は泣き崩れそうになったが、急いで救急車を呼んだ。


その結果、今の状況に至るわけだ。


病院では緊急手術をしたが、そんなに長くは無いという。

一時期意識は戻ったものの、10分もしないうちにまた意識を失った。


「大輝...ありがとぅ...ごめんね、私の...せいで...」


時雨は、ありがとうと、ごめん以外何も浮かばなかった。


サンタさん、どうにかして、もう一回だけでも大輝と話させて...


時雨はそんなことを思った。


すると、大輝が目を再び開けたのだった!


「し、ぐ、れ...」


時雨はびっくりした。


「泣く、なって...俺は、いつも笑ってるお前の顔が好きなんだよだから、笑顔を...見せて」


「う...、うん」

時雨は、涙を拭き、笑顔になった。


「あ、ありがとう、大好きだよ。...お前は、...やれば...できるん...だから...だから...こ、んな..時でも...俺に...え...」


ピー


大輝の心臓が止まった。


「うぅー、ありがとう、大輝...」


時雨は、大輝が言いたかったこと全部を聞き取ることはできなかったが、言いたいことは十分伝わってた。



ありがとう、時雨。大好きだよ。お前はやればできるんだから!

こんな時でも、俺のために笑顔を見せてくれたんだから!!


大輝はこう言いたかったんだろう。


時雨は、涙を拭いてこう言ってあげた。


「ありがとう、大輝。私も大好きだよ!大輝の分も私頑張るね!」

Last Xmasを読んでいただきありがとうございます!!


大輝が亡くなってしまい、悲しいお話になりました。

ですが、亡くなる直前に奇跡が起こりましたね。

なんと、大輝が一瞬だけ意識が戻りました。


亡くなる直前に言われた言葉...


さて、灯雪でも宣伝しましたが、水曜日に、春夏秋冬〜4years of memorys〜夏

ー第3章ー

が、投稿されます。


ぜひ読んでください!


ご意見、ご感想等お待ちしております!

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