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第五話:いざ異世界へ

大和は最後の”十倍獲得”にタッチして、詳しい説明を読むことにした。


”十倍獲得”とは戦闘における経験値や技術などを通常の十倍獲得できるスキルである。

それによりレベルの上がり方が通常より早くなり、快適な異世界ライフをサポートしてくれるでしょう。


大和はその説明を読んで、これが当たりだと確信した。

大和は考える、この中で選ぶべきはこの”十倍獲得”と”魔法全属性適正”だろうと。

剣や鎧はレベルが低いうちは意味ないので論外で、”王族の子供に転生”は、生活は楽になりそうだが自由がなくなり義務が増えそうでいやだ。

”貴族の子供に転生”は捨て難いが二つしか選べないので仕方ない。

大和は幼女神様の方に向き直り、

”十倍獲得”

”魔法全属性適正”

を選ぶことを告げた。

「私が今までに異世界に送った人は100人を越えますが、この四枚目のパネルから選んだ人は大和さんが二人目です。

それ以外の人はだいたい剣と鎧を選んで、あとは剣と盾を選ぶ人が何人かいたくらいですよ」

幼女神様はそんな風に教えてくれた。

まぁ異世界行きを前にみんな舞い上がってしまうのだろう。その目の前に強力武具が提示されたらそんな選択になるのも仕方ないと大和は考えた。

「それでは、転移ボーナスも決まったことですしそろそろいってみましょーか?」

幼女神様が軽い感じできいてきたが、大和はまだ聞いてみたいことがいくつかあったので質問してみることにした。

「ちょっと聞きたいことがあるんだけどいーですか?」


「はいどーぞ、答えられることならなんでも答えますよ」


「もしむこうの世界で死んだらどーなります?こっちに戻ってやり直しとかできるんですかね?」


「向こうの世界で死んでしまったらそこで終わりです。こっちに戻ってその続きを、とか流石に虫が良すぎるでしょう」


なるほど厳しいな。


「それでは向こうに行った後、こっちでの僕の扱いはどーなります?

急にいなくなることでまわりに迷惑かけたくないんですが」


「向こうに行ったあとはこっちの世界でのあなたは最初からいなかったことに書き換えられます。

そのためにあまり世界に影響がないようなボッチ傾向の強い人が選ばれてます」


なるほど、総理大臣がいきなりいなくなったら書き換えも大変だろしね。

しかし存外にディスられた気がする。


「あとは向こうに行った後の所持金とかはどうなんですか?最初から無一文とか流石に厳しいでしょう?」


「お金は今こちらの世界で大和さんが持ってるお金が、自動的にあちらの貨幣に換金されて所持金となります。

大和さんは意外とお金持ちなのでそのへんは心配ないんじゃないかと」


まぁ死んだ両親の遺産やら保険金やらで結構あるしな。しっかり調査は入ってるようだ。


「最後に、もし向こうの世界にどうしても合わなかったら戻ってきたりできるんですか?」


「残念ながら転移は一回きりです。あなたが転移すると同時にこちらの世界は書き換わってしまうので」


「あ、最後にもうひとつ、剣や鎧をもらって向こうに行った連中が死ぬとその装備はどうなるんですか?実は向こうの世界には勇者の剣が沢山あったりして」


「残念ながら死んでしまった人のボーナス装備は、その場で消滅します。向こうで手に入れた装備は残りますがね」


とりあえず聞きたいのはそれぐらいか。大和が考えていると、幼女神様が最終確認をするよーに聞いてきた。

「そろそろ覚悟もきまりましたか?次に目が覚めたら、そこは地球ではない異世界ですので頑張って下さい」


「そういえば向こうの世界で何をすればいーんだ?まさか魔王をたおせとかじゃないですよね?」


「特に何をしてほしいとかはありません。しいてあげれば、長生きをして立派なバランサーになってほしいくらいですかね」


バランサー、直訳するなら調整する物、何かと何かのバランスをとってほしいということか。


「まぁそのへんは詳しく話せないんですがね。

そろそろ質問もおわりのようですので、この夢の世界も終わりです。大和さんには期待してるのでぜひ頑張って下さい」


詳しく聞こうとしたら先に言われてしまった。まぁ良かろう聞きたいことはしっかり聞けたしね。


「それから、これはチュートリアル完遂ボーナスです。だいたいは最後まで聞かずに転移してしまいますからね。これを渡すのは大和さんが二人目です。それでは頑張って下さいね」

幼女神様は優しく微笑みながら指輪をくれた。

大和がその指輪を受け取ると急激に眠気を感じ始めた。

(夢の中なのに眠気を感じるなんてへんな話だ)

そんなふーに考えながらも、大和は眠りにおちていった。


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