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旅路の終わりと酒の匂い
見慣れた景色だ。
あの時のような風が吹く。
酒の匂いがする。
嗅ぎ慣れた匂いだ。
宴の音がする。
聞き慣れたもんだ。
慣れってのは恐ろしい。
英雄になったというのに、何も思わない。
僕らは泥臭く戦って抗った。時には人と、魔物と。
時には仲間の戦士のための力の魔石の値切り交渉(というかこんなもの戦いにカウントされるのだろうか…)。
時には魔王を倒し、他にも13人いる魔王軍の幹部も8人倒した。
さすがに幹部というだけあって一筋縄ではいかなかった。
そして、パーティーメンバーも一人死んだ。
毎回こいつは死ぬ。
困ったもんだ。
そしてさらに困るポイントがある。
僕は、こいつのことを知りたい。
だから、もう一度挑戦する。
このクソすぎてクソがボタボタと滴り落ちてきそうなほどクソッタレな世界に。
− 次元魔法 再廻転 −
視界が狭窄していく。
ああ、旅立ちの日の時のような春の澄んだ空気。
訂正
次元魔法のところが再廻転再廻転って感じになっていたので再廻転にしました。
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